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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/04/18 

Vol.237 「育児休暇ならぬ育児勤務」

執筆 足助病院職員

ぽっちゃり薬剤師A

2022年10月より男性の育児介入を、促すために産後パパ育休という制度が始まりました。
私も3月より2週間育児休暇を取得したのでここでお話ししようと思います。
まず、男性の育児休暇について話していきます。厚生労働省が行った21年度の雇用均等基本調査によると、育休の取得率は女性85.1%に対し、男性は13.97%だった。まだまだ男性の育児休暇取得は難しいことがわかります。
岸田総理大臣は少子化対策の一環として、男性の育児休暇の取得率を2030年度に85%まで引き上げる目標を発表しました。
男性の育児休暇に対する意識も見直す必要もあると取得して思いました。私は、最初「仕事が休める!」という、不純な思いでした。
しかし、それは育休スタートと共に打ち砕かれました。とにかく忙しいのです。自分の時間が全くありません。
0歳児との生活は、言い方は良くないですが本当に非効率的です。全てに手間がかかるのです。一度に飲んでくれるミルクの量も少ないので、回数も多い。その度に哺乳瓶を消毒します。
子供が寝ている時間に家事をし、起きたらオムツを変え母乳を与える。休む時間はありません。まさに育児休暇ではなく育児勤務でした、それも24時間体制のです。母親の偉大さを感じると同時に自分に何ができるのだと考えさせられた2週間でした。
ほんの少しの期間ではありましたが、夫婦で子育てに専念することで、育児だけではなく家事に対する大変さ、またそのノウハウを夫婦で共有できました。そこから、今後の子育てに関わる姿勢や気づきが得られました。
今回私が育児休暇取得するにあたり、休暇中の引き継ぎや他のスタッフへ仕事の負担が増えるなど様々なものに対応をする必要がありました。
今後男性育児休暇が浸透するためには普段から上司や同じチームのメンバーと育児休暇に対してのディスカッションをしたり、コミュニケーションを図ることで自分の意思を伝えたり、休業取得中の体制作りを整えておくことが必要だと感じました。私は男性の育児休暇を推進していきたいです。
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