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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/05/09 

Vol.240 「貯筋の勧め」

執筆 足助病院職員

企画室長兼事務管理室長 日比敦郎

貯筋?貯金じゃなくて?と思った方も多いかと思います。
貯金が大の苦手な私は、貯金の推奨は一切しません。
その話はまた別の機会に・・

今日も筋トレに関するコラムです。
「貯筋」というのは、もちろん造語なのですが筋トレを地道に続けることにより、将来(老後)の健康寿命が延びるということです。
筋トレはもちろん毎日(じゃなくても継続的に)行うことが理想的なのですが、病気やケガなどで中断せざるを得ない状況が発生することもあります。
そんなときも、回復後に少しずつ再開すれば、元通りに筋力が付いてくるのです。
筋肉にはメモリー機能がついているようで、何らかの理由でトレーニングを中断し、筋肉量が減ってしまっても、最大筋肉量を覚えているので以前より速いスピードで筋肉量が回復するのです。
以前、私が減量時に苦しめられたホメオスタシスというものです。減量の敵だと思っていましたが、良い面もあるのですね。

実は私も3月上旬に首をひどく寝違え、さらにそれをこじらせて背中の筋肉まで痛めてしまい、筋トレが一切できない時期がありました。
1カ月も動けないとカラダもたるんで、筋力が落ちてしまったのですが、4月から少しずつトレーニングを行うことで、ゴールデンウィーク前にはかなり戻っていました。
ただしゴールデンウィークはかなり暴飲暴食しましたので、やり直しです・・。

皆さんも、何かの拍子に筋トレを断念した経験がおありかと思います。
それでも1日10分でいいので、なんらかのトレーニングを行い「貯筋」をすることをおススメします。
一度筋肉をつけてしまえば、よほど長期間ほったらかしにしない限り、筋肉上限値はメモリーされているので、また回復させることができます。
若いうちから始めるのが有利なのはお金と同じですが、高齢になってからも少しずつ筋肉上限値は上げることができます。
ぜひ、ご自身のペースで「貯筋」にチャレンジしてみてください!
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