企画室長兼事務管理室長 日比敦郎
ついになってしまいました・・
ただし、まだ確定診断はついていませんが、臨床的に(医師でもないのに・・)間違いない状況が起こりましたので、この場をお借りしてご報告します。
先週のコラムでお話しした、「シャトレーゼ体験ツアー」終了後から異変が起こりました。
痛風発作は一般的に足の親指の付け根が好発部位と言われていますが、私の場合は左手薬指の第2関節(PIP関節とも呼ばれます)に起こりました。
体験ツアーは山梨県で開催されました。翌日は東京方面に出かける予定でしたので宿泊したのですが、どうも就寝時から指に違和感があり、曲げにくい状況となっていました。
翌日からは関節痛のような症状が出始めていましたが、長年野球をやってきた身としては、常にどこかの関節が痛い状況なので特に気にせず、ビールやウイスキーをガバガバ飲んでおりました。
そうしたら、ついに左手に激痛が走ったのです。これは痛いです。読んで字のごとく風が吹いただけでも痛いです。
しかも旅行先なので鎮痛剤も持参しておりません。ついに左手全体がうごかせなくなり、スマホを握ることすらできなくなってしまいました。
とは言え、指を伸ばすこともできなくなっていたので、副木代わりにスマホをそっと左手にあてて、とにかく安定するように努めました。
もともと飲酒していたのでドライバーはお任せしていましたが、東京からの帰り道はずっと左手の激痛に耐えながら助手席でうずくまっていました。
当初は理由が分からず、ずっと助手席で考え込んでいたのですが、当院スタッフに痛風持ちが数多く在籍していることと、自分の最近の食生活の堕落ぶりを総合的に判断して、痛風を疑いました。
すると、手の関節にもまれに初回発作が起こり得るとあるではありませんか!
気が付くと痛む部分は真っ赤に腫脹し、右手の指の1.5倍くらいまで太くなっていました・・。
その時の写真を撮っておけばよかったのですが、如何せん上記の状況であったため、とてもそんな気は回りませんでした。
幸い帰宅して鎮痛剤を服用し、一晩寝たらウソのように痛みも腫れも引いたので調子にのってまた飲酒したら翌日も少し痛みが出たので、あきらめて受診しました。
すると、痛風性関節炎の所見なし、尿酸値も高めとはいえ一応異常なしとの診断でした。
内服開始は免れたのですが、臨床的に痛風を否定できないので食生活に気を付けましょうと指導をいただきました。
あれからアルコールは控えめにして、意識的に水分を摂るようにしています。(脱水は尿酸結晶が固まりやすいため)さらにコーヒーに含まれるポリフェノールの1種が尿酸分解を促進するとありましたので、毎日ガバガバとコーヒーを飲んでいます。
足の親指が好発部位と冒頭申し上げましたが、こんな激痛が足に出たらと思うとギョッとします。手に出た自分はラッキーだと思い、自らを戒めて生活したいと思います。