副看護部長 安藤玉枝
先日、仙台に行く機会があり久しぶりに飛行機を利用しました。ボーディングブリッジではなくバスを降りて歩いていくと、目の前に現れたのがプロペラ機。
「これ、怖いやつじゃん!」と思わず声に出してしまったほどびっくりしました。
私のプロペラ機のイメージは、短距離飛行用で「離島などに行くときに乗るもの」、「揺れて怖いもの」であり、まさか仙台に行くのに搭乗するとは思いもしませんでした。
しばらく飛行機を利用しておらず知らなかったのですが、2019年の情報でも国内線では81路線、最長で福岡・新潟間の路線もあり国内線でのプロペラ機は珍しくはなさそうです。
今回プロペラ機に搭乗してまず目に飛び込んできたのは、青いレザーの角ばったシート。
何ともレトロな感じが素敵で気分が上がりました。
また足元も広くて意外に快適。加速したらあっという間にスムーズな離陸、外を眺めると車輪が格納される姿もなんだかかわいい感じ。しばらくすると窓からは雲海に富士山も見えてワクワク気分。
雲を抜けるときに揺れるからとシートベルト着用サインが出ましたがまったく揺れず、その後スムーズな着陸。1時間10分ほどのあっという間の楽しい空の旅。プロペラ機は「怖いやつ」ではありませんでした。
そこでプロペラ機について調べてみました。
今回搭乗した機種は、ボンバルディアDHC8- Q400、座席は2席×2席の配列で74席の小型プロペラ機。
これがなかなか有能で、短中距離のフライトではジェット機に匹敵するスピードで飛ぶことが出来て、セントレア・仙台間のように1時間前後の路線での所要時間はジェット機と比べて大差なし。
ジェット機よりも環境に優しく、従来のプロペラ機に比べても使用燃料・排ガス量共に大幅に削減されエコな航空機だそうです。
機種名にあるアルファベットのQは、英語のQuiet「静か」のQで、機内に入ってくるプロペラによる騒音や振動を、飛行機から音波を出して小さくしてくれるそうです。
確かに音はしましたが、うるさいとは感じませんでした。
しかしここで私にはモヤモヤが残っています。
前述した「レトロ感のある青いレザーの角ばったシート」をネットで検索しても出てこないのです。
写真を撮り損ねてしまい、私が感じたレトロ感を皆さんにお伝え出来ないのが残念。
もしや私が思っている機種とは違うプロペラ機だったのでしょうか?
おまけ:搭乗の際の手荷物検査について
ペットボトル飲料を「1口飲んでください」と言われて飲んだら「はい結構です」と検査終了。
「こんな検査あるんだぁ」とびっくり。確かにガソリンとかだったら飲めませんからね・・・