足助病院コラム

企画室長兼事務管理室長　日比敦郎

先日、業務の上で大変重要なものを忘れてしまいました。
何かというと名札です。
当院職員の名札は非接触型ICチップが内蔵されており、施錠してある管理エリアに入室するためにはこの名札が必要なのです。
私のデスクがある事務管理室もセキュリティゾーンであるため、中に入れないのです・・
私は出勤時間が割と早めで、人気が少ない時間帯に廊下で立ち尽くしていると同じく出勤の早い看護部長にお会いすることができました。
看護部長に無理を言って部屋を空けてもらい、本当に忘れてしまったのかリュックをゴソゴソします。
どうやら本当に忘れてしまったようですが、ここからが問題です。
名札は常にリュックの固定場所にしまう癖がついているので、所定の場所にないことは大問題です。
何らかのイレギュラーが発生したことは間違いないのですが、どうにも思い出せません・・。
となると自宅にあるのか、車のどこかに落ちてしまったか、それとも全く別のところにあるのか・・・気になって仕事が手につきません。
と言うのも、名札は紛失すると再発行料が結構高いということもありますが、なにより室長クラスの名札は入室できるセキュリティゾーンも多いので、悪意ある人の手に渡ってしまったら大変なことになります。
早朝の自デスクで努めて平静に記憶を辿ります・・

そういえば昨日は根羽村のイベントに出展したので名札をつけていったな・・
後片付けで事務室に入ったから根羽村には置いてきてないな・・・
根羽村は寒かったからダウンを着ていったな・・
ということはダウンのポケットか！

ということで、自宅に帰りダウンジャケットのポケットを探ると無事に見つけることができました。
よくある忘れ物の話なのですが、自分の中で強い違和感を覚えました。
ダウンジャケットに入っているだろうと推測することはできましたがやはり確証は得られませんでした。
何よりダウンジャケットにたどり着くまでに相当な時間を要しています。
昔は瞬時に思い出せていたはず・・・それ以前に帰宅した段階でリュックにしまっているはず・・
と思えば思うほど情けなくなってきました・・。

今回は結果オーライでしたが、今後はこういった何気ないことにも一つ一つ細心の注意？を払って行動せねばと自省の念に駆られる出来事でした。
忘れ物恐るべし・・。