MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/04/12 

Vol.288 「春の息吹」

執筆 足助病院職員

企画室長兼事務管理室長 日比敦郎

春本番ですね!
前回のコラムでは久しぶりに春を満喫して、羽目を外しすぎてしまったお話しをさせていただきましたが、今回は厳しい冬を乗り越えてきた生き物たちをご紹介したいと思います。
職員コラムVol.251にて我が家でビオトープを立ち上げるお話しをしました。
その後の経過を少しここでまとめたいと思います。
11月ころから気温が下がり始め、メダカたちの動きも鈍化してきました。
植物たちも緑が減ってきて色が茶色になってしまい、枯れてしまったのかと思うほどでした。
越冬植物と事前に調べて購入しているので、除去するようなことはしませんでしたが、それにしても不安になるくらい見事に茶色に変色していました。
一番長命とされるタニシは残念ながら絶滅していまいました。寒さには強いはずなのですが、原因不明です。餌不足?
ヌマエビたちはもう見えません。タニシが絶滅するくらいなので、環境に敏感なヌマエビはとても生き永らえることはできないだろうなと半ば諦めつつ4月を迎えました。
3月下旬から寒くなったり暖かくなったりで、生き物たちにとっては過酷な環境でした。
今まで見えなかったヌマエビが数匹死んでしまっていました。エビは死ぬと赤くなるのでよく目立ちます。
貴重なヌマエビがまた死んでしまい、ちょっと繁殖は厳しいかな・・と思っていたら大間違いでした。
気温が急激に上がったある日のこと、メダカたちが元気に泳ぎ始めたので久しぶりに餌をあげたら、それはもう元気にパクついてきました。
ふと手前に目をやると、枯れているのかどうか分からない植物から新しい芽が出ているではありませんか!いつの間に!
小学生のころ、アサガオやヒマワリを育てて観察日記をつけていたのを思い出しました。
あの感動を約40年ぶりに味わうことができました。

ん?40年ぶり?
自覚がないので自分の年齢にもビックリです。
足助病院コラム
コラム一覧へ戻る