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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/09/03 

Vol.311 「涙に暮れた夏 前編」

執筆 足助病院職員

企画室長兼事務管理室長 日比敦郎

災害シリーズのコラムを掲載しているうちに夏が終わってしまいました・・。
夏と言えば野球、野球と言えば甲子園ですね!
今年は例年以上に球児たちに泣かせていただきました。年を重ねるごとに涙もろくなっているような気が・・。

今年は母校が奮闘して愛知県大会初戦を突破してくれました!OBとしては嬉しい限りですね。
そして我が心の母校、中京大中京も甲子園出場しましたね!(中京関係者の皆様、勝手に母校扱いして大変申し訳ございません)
さらに!今年はもう一つの母校(この表現ですでに押しかけになっていますね)が甲子園出場したのです!
もう一つの母校とは静岡県の掛川西高校です。そうです、妻の母校なのです。これはもう私の母校と言っても過言ではないですね!(掛川西高校関係者の皆様、大変申し訳ございません)
そんな心の母校ともう一つの母校が甲子園に出場するというW慶事の中、奇跡は起こりました。
なんと両校が同じ日に試合をするではありませんか!しかも土曜日!これはもう現地観戦せざるを得ませんでした(ちなみに土曜日じゃなくても仕事休むつもりでした!)。

とは言え、第1試合と第4試合なので、この猛暑の中、さすがに子供を連れていくわけにはいきません。子供たちは実家に預けてTV応援を担当してもらうことになりました。
妻と約30年ぶりに訪れた甲子園は新鮮でした。
色々な設備が快適になっていましたが、掲示板と銀傘は変わっておらず、ライトからレフトへ吹く浜風も、変わらず外野スタンドの観客にひと時の涼を届けてくれていました。

そうこうするうちに第1試合中京大中京の試合が始まりました。対戦相手は宮崎商業です。総合力では中京が上ですが、個の力は宮崎商業の各選手に光るものがあるので中京は苦戦するだろうなというのが私の素人展望でした。
特に宮崎商業のショートの選手は1番打者、主将で抜群の守備力を誇り、まさにチームの顔でした。
中京打者の外野へ抜けそうな三遊間、二遊間の強烈なゴロを難なくさばいてアウトを積み上げていきます。
おかげで中京は中々点が取れません。が、アウトになるとは言え145km/h前後の速いストレートを鋭くはじき返す中京打線はさすがだなと思います。

このような熱戦を聖地甲子園で現地観戦できるだけでも涙が込み上げてきました。
しかし、後半にもっと泣けてくる展開が待っていました。

続く
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