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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/12/03 

Vol.324 「信州の次は甲州」

執筆 足助病院職員

企画室長兼事務管理室長 日比敦郎

前回は信州のお話しでしたが、今回は甲州のお話です。
家族を放り出してギター合宿に行ってきたその週末に今度は山梨県に出かけました。今回はれっきとした家族旅行です!
行先は工場見学、昆虫の森、乗馬体験といかにも夏休みの体験型イベントという感じです。
実は夏休みは終了していましたが、猛暑が続いていたので夏休みみたいなものでした。
娘たちが喜ぶように計画した旅行でしたが、私も乗馬体験はかなり楽しみにしておりました。
と言うのも今回の乗馬は引き馬ではなく、自ら馬を御する体験だったからです。
さらに馬場内運動ではなく、馬に乗って森林を散策するホーストレッキング目的でしたので、ワクワクが止まりませんでした。
工場見学などのお話は省略させていただきます(笑)
今回の旅行における最後のイベント、ホーストレッキング体験が始まりました。
多少のレクチャーがあるかと思いきや、いきなり馬に乗ります。
ジョッキーみたいに厩務員さんの腕を借りてひょいと乗ることは当然できませんので、大きな踏み台を使って、まさに「よじ登る」ような感覚で乗せてもらいます。
私はジョッキーより体重がはるかに重いので、お馬さんもスペイン血統のゴツイのに乗せてもらいました。
乗った瞬間から手綱を持って、一人で静止状態になったのでかなり焦りました。
まだ暑いころで、お馬さんのまわりには虫が飛んできます。
尻尾で払えないところは足踏みなどをして追い払うので、とにかく揺れるのです・・。
少し頭を動かすだけで手綱を持っていかれるので、緊張の連続でした。
そんなこんなで馬上で手綱でのコントロールを学び、すぐに森に向けて出発です。
二女だけは案内スタッフさんに引かれての散歩です。長女は大人と同じく一人で乗っているので大したものだなと思いました。
それにしてもお馬さんたちは賢く、ちゃんとお行儀よく一列に並んで付いていきます。
たまにあおり運転になりそうな時だけブレーキをかける程度でした。
馬上から見る森の景色は本当に最高で、なんとも言葉にならない感動でした。
本当に豊かな時間が過ごせたと思います。
さらに、野生のシカが近付いてきました。人間には強い警戒心を持つ野生のシカですが、馬上に乗っていると人間と認識しないそうです。
文字通り道草を食っている馬に近づいてくるので、間近で野生動物の様子を観察することができました。
素晴らしい時間はあっと言う間に過ぎ、帰路につきます。
この時もお馬さんはきちんと一列に並んで帰・・ると思いましたが、私のお馬さんだけはぬかるみを極度に嫌う綺麗好きさんのようで、馬上のことなどお構いなくぬかるみをよけていくので、私は木の枝にこすられまくったり、急斜面を降りたりと、家族とはまた違ったスリルを味わうことができました・・。
ホーストレッキング、本当におススメです。機会があればまた乗りにいきたいと思います。
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