企画室長兼事務管理室長 日比敦郎
先日、紀州を旅してきました。
見どころはたくさんありましたが、今日のコラムはその中でも熊野古道について触れたいと思います。
実は私、全く無知だったのですが、熊野古道と言うのはメインなものだけでも3つのルートがあります。
しかも登山のルートと違って、それぞれスタートもゴールも異なるのです。
この知識レベルからのスタートです。
今回は(次回があるのかは分かりませんが)一番初心者向けである那智の滝を目指すルートを歩いてきました!
那智大社まで車で上がる方法もありましたが、世界遺産はあくまでも那智大社までの参道ですので、そこを端折っては意味がありません・・。
ぐずる二女をなだめながらの登山(というほどのものではありませんが)です。
途中、地元ガイドさんらしき方に声をかけられました。ちょうど立ち止まった地点から遠くに那智の滝が見られました。
「昔の人はここまで歩いてきて、ようやく那智の滝を拝むことができたのですよ。この地点が最初に滝が見えるところになります」
とのことでした。
登り坂とは言え、私たちは恐らく1㎞も歩いていない状態でしたのでなんだか申し訳ない気持ちになりましたが、やはり初めて見る那智の滝は遠目でも壮観でした。
ガイドさんにお礼を言って別れを告げた後、ひたすら登ります。
熊野古道と呼ばれる道は那智大社参道入口までです。
ここまで来たら、那智の滝はすぐだろうと思ったらとんでもありませんでした・・。
熊野古道の方が整備された道でした。
やっとの思いで到達した那智の滝は本当に美しかったです。
天候にも恵まれていたため、滝のふもとにはうっすらと虹がかかっていました。
ガイドさんいわく「那智の滝を拝むと人は生まれ変わるのですよ」とのことでした。
これで私も生まれ変わって少しはマトモな人間になれるといいのですが・・
那智の滝の荘厳な景色とマイナスイオンに癒されて帰路につきます。
帰りは下りなので、大丈夫かなと思いきや・・
ぴょんぴょんと進んでしまう娘たちと比べて、大人たちは・・
久しぶりに「膝が笑う」状況を体験しました・・・
生まれ変わっても筋力は鍛え直しが必要そうです・・・。
※参道で食べた那智黒ソフトは冬でも最高でした。