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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/02/04 

Vol.332 「ゆる~く」

執筆 足助病院職員

企画室長兼事務管理室長 日比敦郎

あまりこのような表現はしたくないのですが、敢えてさせていただくと、最近の若い方はとにかく目立たないように気を付けているのだそうです。
SNS等での炎上などを恐れて、誰にも気づかれないようにひっそりと平和に過ごすことを願う方が多いとのことです。
割と目立ちたがり屋な私でもなるほどと思うこともあります。
ただ、私も比較的人見知りの部類(これを言うと誰も信じてくれませんが)なので、共感できる部分もあります。
目立ちたがり屋で人見知りって・・・なんて面倒な人間なんだとつくづく思います。

なぜこんな話から始まったかと言うと、とにかく人前で話したくない、目立ちたくないオーラ全開の二女が「ダンスを習いたい」と言ってきたのです。
二女は現在水泳教室に通っていますが、とにかく進級テストなどで衆人環視のもと何かをやるということを極度に嫌います。
当初はそこまで嫌がらなくても・・と思ったのですが、ググってみるとそういう方が増えてきたとのことなので冒頭に繋がりました。

さて、二女が通いたいと言うダンススクールですが、どうやら発表会とかはなくレッスンはチケット制でレッスン開始2時間前までにLINEで「今日レッスン行きます」申告すれば良いそうです。
逆に欠席の時は何も連絡しないのです。逆転の発想です。
だから月謝という概念もなく、レッスンを受けたい回数分のチケットを購入すれば良いのです。
ダンススクールと言うと、発表会に向けて演題を仕上げていくイメージがありますがそんなことは一切ないそうです。

私「ちなみにどうしてダンススクールに行きたいの?」
二女「えー、○○ちゃんと△△ちゃんも行ってるし、ダンスが好きだから」
私「その子たちが辞めたら一緒に辞めるの?」
二女「辞めないよ、そのころにはスクールでお友達ができてるでしょ」

かなりゆる~い感じです。父親としては釈然としませんが、これも時代の流れなのでしょう。
とは言え、ひと昔前なら明らかについていけないであろう二女に合った習い事があるというのはありがたいことですね。
親としては反対する理由も見つけられず、とりあえずOKを出しました。
さてどうなることやら・・。
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