企画室長兼事務管理室長 日比敦郎
対極をなすこの二つのワードですが、先に言ってしまうと要は筆者のボキャブラリが少ないということです・・。
早川名誉院長が赤ひげ大賞を受賞され、2月21日に授賞式とレセプションがありました。
その模様を動画に収めていただいたので、企画室で編集作業を行いました。
受賞の際、早川先生の5分弱程度のスピーチがあったのですが、これを編集する際にキャプション(字幕)を起こす必要があります。
必ずしも聴き取りやすい環境で動画を見られる方ばかりではありませんからね。
ということで、まずは早川先生がどんな内容のスピーチをされたのかを理解しないといけません。
しかし、最近の動画編集ソフトは優秀です。
動画ファイルの音声データを読み込んで自動的にキャプションを起こしてくれます。
しかもそこにAIが搭載されているので、従前よく見られた不自然な日本語はほとんどありません。
今回の作業では70%くらいはほぼそのまま使用できたので、かなり楽でした。
残りの30%は聴き取り間違いや微妙なニュアンスの違いなどがありますので、手作業で直していきます。
スピーチの冒頭、早川先生は受賞に対する各関係者の方々への謝意を表されます。
その中で「選考の労を取っていただいた先生方、並びに関係者の皆様・・」とおっしゃっています。
「労を取る?」労は字の通り「ねぎらう」ものだと思っていましたので、AIが生成したキャプションをかなり疑っていました。
しかし私も伊達に46年生きておりません。ここ最近は、自分が間違っているかもという謙虚な気持ちも少しだけ備わってきましたので、再確認作業です。
早川先生が選考委員の方を労うのもなんだかおかしな話なので、何度も聴き取りをしてみます。
確かに早川先生は「ろうをとる」とおっしゃっています。・・・諦めてググることにしました。
「労を取る」・・・他人のために骨を折ること、媒酌すること
・・・ちゃんとありましたね。とても勉強になりました。
AIの力は本当に凄いです。業務の一環でこのような技術に触れられるのはとても幸せなことだなぁと感じます。
と同時に、こんなことでつまずかないような知識があれば、作業時間ももっと短縮できたということに気が付き、反省する毎日です・・。
AIはとても便利ですが頼りっぱなしではなく、的確な判断ができるように日ごろからトレーニング・研鑽が必要ですね・・。
それにしても早川先生のスピーチが本当に人を惹きつけるもので、何度聴いても心に響いてきます。
いずれ当院Youtubeチャンネルで公開できると思います。お楽しみに!
また、3月30日(日)17:00~BSフジにて赤ひげ大賞受賞者特集番組が放映されます。こちらもお見逃しなく!