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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/04/22 

Vol.342 「防災仕様車」

執筆 足助病院職員

企画室長兼事務管理室長 日比敦郎

今年、マイカーを乗り換えました。
我が家は車中泊の旅が好きなので、一家四人で寝られる大きな車に乗り換えました。
娘が大きくなってきたので大きな車に乗り換えたのですが、理由はそれだけではありません。
必ず来るであろう南海トラフ地震に備えて、日ごろから制限された条件での寝泊まりに慣れておこうという意味合いもあります。
寝床は2段ベッドを導入できたので、足を延ばしてそれなりに安眠できます。
冷蔵庫と電子レンジ、ポットも積んでいるので、食材を調達すれば温かいものを食べることもできます。防災食もある程度積んでいます。
これらの家電製品やスマホの充電、照明などに必要な電力ですが、現在ポータブル電源を使用しています。
特に電子レンジは定格出力が大きいので、大容量のポタ電を奮発して購入しました。
車中泊の時は張り切ってコンビニ飯を温めて食べています。
調子に乗って大量に買ってしまうので、外食と変わらないお値段と外食を遥かに超える摂取カロリーになってしまいます・・。
このような感じで風呂トイレはついておりませんが、ある程度の寝食は可能な仕様となっており、プライバシーやエコノミークラス症候群に配慮した車となってきました。
私も一応防災士でありますので、このような訓練は日ごろから心がけています。
災害に限らず、何らかの理由での停電時でも慌てず対処できるかなと思います。

実は当院でも先日広域・長時間の停電が発生しました。
当院には非常用発電機がありますので、最低限の診療は継続することができました。
10時間ほどの停電時間でしたが、ここまでの長時間停電は初めての経験でしたので、私も大変勉強になりました。

という経験をしたことにより、今の装備で電力容量が足りるのか不安になってきました。
真夏に被災したら暑くて寝られないですね・・
とはいえエンジンかけっぱなしというわけにもいきません。
まだまだ課題は山積みです。防災対策に終わりはないのです。
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