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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/06/03 

Vol.346 「はじめての歌舞伎」

執筆 足助病院職員

企画課長 磯野宏樹

先日、小原交流館にて小原歌舞伎を見させていただく機会がありました。
なんでも、小原歌舞伎は江戸時代中期に始まり、
一度途絶えてしまったものの再興し、
今年は保存会結成から50周年のメモリアルイヤーだとのこと。

始まりに当たっては、
歌舞伎の発展に貢献された方々に対する表彰がありました。
そこでは、子供歌舞伎を演じる地元の小中学生の皆さんも表彰されていました。
なんでも、小原地区では小中学校の授業にて歌舞伎に触れ合う時間が設けられているとか。
会場を見渡す限り、やはりご高齢の方が多かったですが、
若い力にも伝統文化を受け継いでいっていただきたいですね。

さて、肝心の中身です。
私は歌舞伎初めて。
感想を一言でいうとやはり難しかったです。
シーン自体はゆっくり進んでいくのですが、
そもそも何をしゃべっているのかよくわからない。
手もとにあるあらすじを基に四苦八苦しながら何とかついていきました。
しかしながら身振り手振りが大きく、
いわゆる「見得」や「睨み」のシーンは、自分も面白く感じました。

終わった後でスタッフの方に、
「初めて拝見しましたが難しかったです」と素直に伝えると、
「初めてはそんなものです。何かを感じることができればそれでよいです」とのこと。
デビュー戦はまあまあというところでしょうか。

それにしても、足助地区にしても小原地区にしても、
様々な祭りや伝統芸能の多いこと、多いこと。
今まで豊田市に住んでいながらそんなことも知らなかったなんて、
とても恥ずかしい限りです。

小原歌舞伎は年2回定期公演があるとのことです。
皆さんもご興味がございましたらぜひ足をお運びください。
ありがとうございました。
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