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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/07/22 

Vol.353 「ベビーブーム」

執筆 足助病院職員

企画室長兼事務管理室長 日比敦郎

ベビーブーム到来です!
というのは我が家のビオトープのお話です。
2年前からビオトープを立ち上げ、現在3シーズン目に突入しています。
ビオトープは基本的に水を足すだけの管理です。植物や生物が持つ自浄作用で水質を保つように環境を整えることがポイントです。
実は2シーズン目の昨年、水質が悪化してしまい、元に戻すのに1年近くかかってしまいました。
水質維持のために投入したタニシが越冬できず、全滅してしまったのが原因と推測しています。
5~6年が寿命と言われるタニシですが越冬できないのが想定外でした。
急遽投入したイシマキガイと越冬できたヌマエビで水質維持を試みましたが失敗で、藻が大量発生する事態となりました・・。
そんな中でもメダカたちは頑丈なもので、ほとんど死ぬことなく3シーズン目を迎えています。
今シーズンはビオトープの日照時間を少し増やす工夫をしました。
もともと猛暑が原因でメダカが絶滅寸前にまで追いやられ慌ててビオトープを立ち上げた経緯があり、直射日光を控えめにしすぎたきらいがあるようです。
タニシが越冬できなかったのも日照時間不足なのではと考えました。
GWに義実家よりタニシを分けてもらい、投入して2か月が経ちました。
7月に入ってタニシのベビーが大量に産まれています。もらったタニシの2倍にはなっているのではないでしょうか。
ヌマエビもベビーブーム到来です。メダカも産卵していましたので、今シーズンから新生児室用としてビオトープをもう一つ立ち上げました。
メダカは針子(メダカベビー)を食べてしまうので次世代育成のためにも少し避難させました。
引っ越しの際にタニシの稚貝やヌマエビの卵も付いていたようで、現在は新生児室もどんどんベビーが誕生しております。
やはり陽当たりが要因だったのでしょうか・・正解は分かりませんが今度はベビーたちが茹で上がらないように注視していきたいと思います。
何はともあれ、水質維持に必要なタニシやヌマエビが住みよい環境にできたので一安心です。
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