企画課長 磯野宏樹
先日、あるファミレスで友達を待っていたら、
遠くから「いってくるにゃー」という声が聞こえてきました。
お、こんなところにもAIの波が。
調理場からお客さんの席までモノを運んでくるネコちゃんロボットの登場です。
ファミレス業界も人不足のようで、人材不足が再燃・深刻化する中、
少ない接客スタッフでホール業務を回す必要があります。
一見、自分も調理場からお客さんの席までってそんなにないんじゃ…と思っていましたが、
調べてみると、一般的な飲食店のホールスタッフの業務中の歩数は約1万歩前後のようです。
提供と下膳業務でのロボット活用は、この肉体的な負荷低減に有効だとか。
しかもこのロボットは猫の形をしており、表情とかわいい声で「ご注文ありがとうにゃー」などと接客を行ってくれます。
そのため無機質ではない、いわゆる温かいサービスを提供できます。
また、ネコの頭をなでると様々な表情でアクションしてくれるため、従来の対人対応では不可能であったお客さんとの触れ合いも実現可能です。
少子高齢化、人不足に悩む業界は、ファミレスだけではなく、
今後ロボットは医療や介護の業界にも進出してくるでしょう。
私たちが老人になるころには、ロボットに看護、介護されているかもしれません。
キュートなネコちゃんに価値を見出し、
また来よう!と思わせる戦略は見事に私の心をつかみ、
次ファミレスに来る機会があったらまたここに来たいと思ってしまうのでした。