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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2019/09/10 

Vol.36  「通院のバリアフリー」

執筆 足助病院職員

企画係長兼経理係長 日比敦郎

「バリアフリー」という言葉が聞かれるようになって、もう何年経つでしょうか?
それぐらい、バリアフリーという言葉は身近な存在となってきています。
当然ながら、当院もバリアフリー構造です(と言うより、病院なので法律で定められています)。

当院は4月より小林院長が就任し、病院理念も「想う医療」をテーマに変更しました。
地域の皆様に愛され、応援してもらえるような病院を目指すにあたり、何が必要かを考えている毎日です。
当院診療圏の患者さんにとって、「通院」というのはその日の一大イベントじゃないでしょうか?自宅から最寄りのバス停まで歩き、地域によっては乗り換えながら病院にたどり着く。車だとしても、運転は楽なものではないですね。
現実的な話、当院も患者さんに受診していただかなければ経営が立ち行きません。病院に来るまでの「行動」は我々スタッフには見えないところです。
でも患者さんにとっては同じ「通院」ですよね。ましてや、タクシーで通院される患者さんにとっては経済面でますます「バリア」が高くなってしまいます。

「想う医療」・・その実現に向けて、来院してからが「患者さん」ではなく、患者さんの生活自体を守っていく。この考えは早川名誉院長から脈々と引き継がれている当院の魂であります。
乗り合いタクシーや福祉タクシーの展開、診療予約調整などまだまだ課題は山積みですが、当院が真の「バリアフリー構造」となれるよう、努力していきたいと思います。
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