企画室長兼事務管理室長 日比敦郎
タイトルのおかわりですが、富岡製糸場のおかわりです。
前回はスキマ時間に訪れたため、じっくりと見学できませんでした。
今回はガイドさんもお願いして、解説をいただきながら場内を回ることができました。
足助病院赴任前は厚生連本部で建築関係の業務にあたっていましたので、建築関係のお話がとても興味深く拝聴できました。
製糸場は煉瓦造とはいえ、木骨建築物です。その建物が100年以上も形を保っているということはやはり素晴らしい技術だということですね。
ガイドさんのお話は本当に多岐に渡り、子どもから大人まで分かりやすく富岡製糸場が我が国にもたらした恩恵を説明してくださいました。
中でも、工女さんの勤務体制については興味深かったです。週休は1日(日曜日)だけでしたが(それでも当時は画期的)、1日の労働時間はなんと7時間40分だったそうです。
これは本会の現在の所定労働時間と同じです。これには驚きました。
当時国内最新鋭の工場と宿舎、さらには女性従業員にもたらす所得としては最高レベルだったそうです。
どうしても殖産興業的な部分がクローズアップされそうですが、実は労働環境的にも当時は最先端だったのです。
確かに敷地内に診療所も併設されており、福利厚生面も含めて全国から注目を浴びていたそうです。そのためか、当時何もなかった富岡の地が徐々に町として発展していくこととなったのです。
工場見学の後はその街並みを歩くことにしました。実は富岡製糸場から駐車場までは若干離れているため、帰りは無料の巡回バスに乗って戻るつもりでしたが、私がバスの発車時間を間違えたため、待ち時間が発生してしまいました。
ならば歩いて帰った方が早いと、疲れてぶー垂れる二女をなだめながら富岡の町並みを歩いて帰りました。
すると、道中に歴史ある精肉屋さんが目に入りました。見るとコロッケやメンチカツなどのお惣菜を販売しているではありませんか!
さらに富岡のソウルフード「ホルモン揚げ」もあります、3本150円で安い!もちろん6本購入しました。小学3年ながら味覚が酒呑みと同じ二女も大喜びです。
ちなみにホルモン揚げは工場内のイベントでも販売していたので、ついつい買ってしまい、すでに味を知っていました。ここでもおかわり炸裂です。
行きは朝早く、お店が開いていなかったのでなんとなく通り過ぎてしまっていましたが、このような名店があるとは・・。
バスで帰っていたら気が付かなかったであろうと思われます。バスの時間を間違えた私、超ファインプレーですね!
建築用煉瓦の置き方で「イギリス式・フレンチ式」などとブツブツ言っていた二女も帰りの車内ではひたすら「ホルモン揚げまた食べたいね!」と完全に見学内容がソウルフードにアップデートされたようで、親としては微妙な気持ちになりましたが、真面目な長女は2回に渡る見学で理解が深まったようです。それぞれが満足して帰路に着くことができました。
富岡製糸場、おススメのスポットですよ!