炎のランナー 大橋弘正
2019年12月8日(日)第31回袋井クラウンメロンマラソンinECОPA 9時10分スタートの号砲が鳴る。
スタート前に頭を過ったトイレが現実的なものになってしまった。スタジアムを出で、すぐのトイレに駆け込む。
レースに戻るがこの1㎞は7分50秒と出遅れてしまった。当初より決めていた行ける所までペース6分以内/㎞を目指して走り出す。2㎞は順調に5分52秒を刻んだ。
想定ペースの1分42秒の遅れを何時挽回できるか、2㎞~8㎞で何とか挽回でき5秒の貯金、9㎞で23秒の貯金、10㎞で41秒の貯金、59分19秒と予定範囲内のタイムに戻る。今後5分30秒~6分30秒の範囲で走れるように努める。
ペース落とさず1、2、1、2と呟きながら、11㎞6分21秒、12㎞6分17秒、13㎞6分14秒、14㎞6分04秒、もう少し頑張れ1、2、1、2と呟きながら、15㎞5分46秒、16㎞5分44秒、もっと頑張れ1、2、1、2と、20㎞6分3秒、21㎞6分3秒、21㎞地点で2時間5分38秒と予定通りのタイムで通過する。
後半のペースダウンを最小限に抑えるのが課題。4時間を切る淡い期待も心に過るが22㎞6分10秒、23㎞6分23秒で絶対無理だなあと確信。
5時間を切ることを目標に頑張ろう。第4給水所で栄養補給、若いボランティアの方々の頑張ってくださいの声に力を頂き、法多山団子、バナナ、イチゴ、チョコレートを頂き、エンジン全開。トイレ休憩&坂道でペースダウン8分38秒。
第5給水所より、皆さんに習ってコールドスプレー噴射。少しストレッチを繰り返して、残り17㎞に挑む。
6分34秒少し挽回、26㎞7分01秒、27㎞6分32秒あと15㎞、このまま頑張れ、28㎞7分08秒、踏ん張れ、29㎞7分29秒、挽回、挽回、スー、スー、ハーと、NHK「いだてん」の金栗四三(中村勘九郎)の映像が頭に浮かび気合が入った。
30㎞7分42秒(3時間9分15秒)、ダメだぁ、ダメだぁ、持ち直せ、第6給水場で、再び、コールドスプレー入念に噴射。
31㎞地点8分16秒。その後34㎞まで7分台に持ち直す。沿道にはコールドスプレー・エアーサロンパスを持った応援ボランティアの方々が何ヶ所もいらっしゃった。これはフルマラソンならではの初めての経験。
第7給水所では「もう少し頑張って」と係員の方がコールドスプレーを入念に噴射して下さった。「感謝」この34㎞地点から第8給水所38㎞地点、最後の給水所までは7分台を維持。最後の給水所で最期の栄養補充とトイレ休憩&コールドスプレーを入念に施し、最後の4㎞に挑む。
スタジアムに近づくにつれ、沿道の応援が多くなり、最後だ、頑張れと激も飛ぶ。
最後の2~3㎞のスタジアムまでランナーが昇り龍のように、長蛇の列のように続く、半端じゃない、気が遠くなるほど続く、上り坂は辛い、あと少し、頑張れと声援が聞こえる。絶対完走、もうすぐゴールと言い聞かせて、スタジアム付近係員の方々を含めて応援の方々が増えた。レースを終えて帰る方々も多く、声援を頂く。
ようやくスタジアムに到着した時には、やっと来た。ようやく来た。やっとの思いでのゴール。還暦、初マラソンはネット4時間49分4秒(グロス4時間50分52秒)で終わる。最後の12㎞は平均8分越え。
自分の時計は、走行距離42.34㎞。タイム4時間49分8秒、平均ペース6分50秒であった。兎に角5時間を切ったことは、自分なりに素晴らしいと思う。
先輩ランナーのアドバイスでは、タイムはネットだからスタートまでの時間を有効に使うために早くから並ばなくて良い、最後尾で準備した方がベスト。前半はペースを抑えて7分程度、後半余力があればペースアップした方が良い。この2点のアドバイスは終ってみれば、「なるほど、そうだ」と思いました。
トイレ休憩は合計3回。タイムにそんな大きな影響は無いと思いますが勿体無いロスタイム。前半を少し抑えれば、後半あんなに苦しまなくても良かった。それを実感しました。
この大会のスタッフの方々に感謝申し上げ、来年も出場しようと思いました。これからも走ることを継続してサブフォーを目指して頑張りたい気持ちになってきました。次は、クリスマスリレーマラソン㏌愛・地球博記念公園。犬山ハーフマラソン出場。
COPDⅠ期と診断されて4年、診断された当初のように階段を昇って息切れすることは無くなった。このまま、ジョギングを継続して、各種マラソン大会に参加して健康維持に努めたい。
これから70歳までに、サブフォー、サブスリーを達成できれば最高だと思います。漸進、継続、回復の3つのポイントの調和を取り達成目標に向けて努めて生きたい。
まずは、サブフォー達成目指して頑張るぞ。