MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/04/07 

Vol.73  「卒業式」

執筆 足助病院職員

リハビリテーション技術科 身体機能リハ係長 田上裕記

先日、小学6年生の娘の卒業式があった。
新型コロナウイルスの影響で規模を大幅に縮小した形となったが、無事に開催することができた。
卒業式の事前練習が全くできず、ぶっつけ本番の式であったため、卒業証書授与などの一連の流れに戸惑う学生もたくさんいたように感じた。

そんな中、式の終盤に教員からのサプライズがあった。
子どもたちの想いに寄り添ってくれた先生方の優しさを感じ、感動の連続だった。
きっと一生の思い出に残る素晴らしい卒業式になったと思う。
ベテランの先生が「長い教員生活で初めての出来事でした」と言っていた。
そんな年に巡り合わせた子どもたちは、不幸なのか可哀想なのか。
こんな状況の中でも子どもたちの笑顔に溢れた姿がたくさんあった。

今、与えられた環境を受け入れて、その中で精一杯楽しみ、生きる。
どうしようもなく絶望的に感じる時でも見方や考え方を変えれば、またひと味違う感じ方ができることを教えてもらった。
コラム一覧へ戻る