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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/04/21 

Vol.76  「高齢化」

執筆 足助病院職員

事務係長 加藤貴之

令和元年度、自分が住んでいる地域の組長が回ってきました。私の組は16年に一度回ってきます。
しかし、この5年で私たち家族を含めて4軒が移り住んできており、移り住んできた家にまず組長を経験してもらい、組に溶け込んでもらうために順番を変えたため、今回、当番が回ってきました。
各地区の新組長の集まりがあり、自治区の役割を決める会議が行われて驚きました。
私は40代ですが、組長30数名いる中で若い方から10番目以内でした。人口的には住宅も多く、開けている地域です。最高齢は、83歳でした。
各地で過疎化が進んでおり人口が都市部に集中していると言われている中で集中している地域でも高齢化は進んでいることを実感しました。
自治区での組長の役割は、組長全員に割り当てられます。
また、毎月の交通パトロールや自治区の行事へのお手伝いも要請されます。
若いとされている自分たちの年代がなかなか手助け出来なく、子供さんたちが小さく、仕事も忙しいから無理しないでいいよと高齢の組長さんたちがいろいろ動いていただき、こちらが助けられることが多かったです。
また、良い面もありました。
高齢の組長さんを通じて組長をしていなければ話すことがなかったと思う人たちと交流することが出来て地域に馴染むことも出来ました。
組長を一年務めたことで地域との繋がりや自分が住んでいる地域も高齢者が多いことを知ることが出来ました。
今後、もう少し地域の活動に参加して高齢者に負担をかけない様にしていこうと思いました。
ちなみに、私は、組長として防災支援部の部長を担いました。
今年、自治区の中で災害時の取り組みの強化が必要ということになり、来年度の組長が強化に取り組めるような体制づくりを自治区の会長と作成中です。
高齢化が進んでいる中でまだまだ若いと言われる40代や50代に地域防災へ協力してもらうことがなかなか進展せず、まだまだ高齢者に頼らざるを得ないのが現状であり苦戦しておりますが何とか形に出来るように頑張っているところです。
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