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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/07/07 

Vol.86  「似てない双子について・・・」

執筆 足助病院職員

センター看護係長 山田貴恵

我が家には、4月にピカピカの1年生になった、ふたごの女の子がいます。
毎日ランドセルを背負って元気に登校しています。

そんな我が家のふたごは…
同じように育てているのに全く性格が違います。
「ふたごなのに性格が違うんだね。」と言われることは…
もう当たり前になってきました。

一般的に…
ふたごは、一卵性と二卵性の2つのタイプがあります。
一卵性は、1つの卵に一つの精子が受精した後、その卵が二つに分かれて生まれたものです。
ほぼ100%同じ遺伝子情報を持っています。
性別・血液型ともに同じです。
一方、二卵性は二つの卵からそれぞれ別の精子が受精して生まれたものです。
きょうだいが一緒に生まれて来たようなものです。
遺伝子的には、50%同じものを持っています。
性別・血液型は同じ・異なるどちらもあります。

我が家は二卵性の方ということで…納得です。
おっとりしていて、何をやるにも慎重な…姉。
我先に!!と突っ走り、走った先には分からない事ばかりで…結局泣いて帰ってくる…妹。
ふたごの育児は大変すぎて…良いことも悪いこともたくさんありました。
が、ここまでどうやって育児してきたのか?ほとんど覚えてないというのが正直な話です。
家族の助けもあったから、今日まで頑張ってこられました。日々、感謝しかありません。
ふたご仲間?がドンドン増えているのも良い事です。
「私もふたごです。」とか「うちの娘がふたご産むの。何が大変?」と…
いろいろと声かけられることが多くなった気がします。
ふたごのママ先輩のアドバイスは本当に頼りになります。

子どもたちも、1年生にもなるとふたりで遊んでくれたり、お手伝いしてくれたり、
以前に比べると、母は助かる事も増えてきました。
「今日は、ふたごコーデね。」なんて言って、おそろいの服を着てふたりで楽しんでいます。
ふたごのお世話は大変ですが、可愛さや幸せは倍以上です。
ふたごの成長に負けないように私も成長しないと!!

補足…
調べていたら…双子の日があることを知りました。
12月13日双子の日。
1874年(明治7年)のこの日、「双子の場合は、先に産まれた方を兄・姉とする」という太政官指令が出された。それまでは、後に産まれた子を兄・姉、先に産まれた子を弟・妹とする地方や慣習があった。これは「兄(姉)ならば先に母の中に入ったので奥にいるはずであり、後から出てくるはず」、「弟(妹)が兄(姉)を守るため、先に露払いとして出てくる」などの考え方が、江戸時代から明治時代初期にあったためである。現在は戸籍法により、出生届出・出生証明書に産まれた順で記載することが定められている。

…ということで、先に生まれた方が姉ということです。
有名な双子と言えば…磯野海平/磯野波平

作品名:『サザエさん』
兄(左):磯野海平(いその うみへい)
弟(右):磯野波平(いその なみへい)
【紹介】
磯野家に生まれた双子。
海平は柔和で涙もろい性格。方向音痴。髪が2本立っている。
波平は磯野家の威厳ある父親。髪が1本立っている。

…この二人もふたごと知って親近感がわきました。
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