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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2020/09/01 

Vol.99  「 挑戦状」

執筆 足助病院職員

病棟係長 吉村こずえ

乾物コーナーの棚を通ると、丸くて黒い物に引き寄せられる事があります。
「今年は上手にできるのか?」と挑戦状に手を伸ばしては、
「まだまだ買い時ではないぞ」とその場からそっと離れて戦いを逃れています。

わかりましたか?
正体は、お節料理の黒豆です。

北海道や東北で生産される光黒や、玉大黒、はたまた京都や兵庫といった関西地方で育てられる丹波黒豆など、袋の裏を見ては原産地を確認して、どれを買おうか迷うのも毎年の楽しみになっています。

そもそも、黒豆にこだわってしまったのは、
ある年のお正月に、親戚から手作りのお節料理を頂きました。皺のない黒々とした黒豆はふっくらしてやわらかく、そして甘い味に感動しました。

黒豆の美味しさに魅了された私は、師走になると作り方を検索し、身近な主婦の先輩方(入院している方々)にアドバイスをもらい、勉強しました。

それから毎年、年末のお休みには、1日かけて黒豆と向き合い、贅沢な時間を過ごしています。
今年もあと4か月。
豆が不格好に出来上がっても、今年が1番上手に出来たと自画自賛して家族にふるまえる事が楽しみです。

黒豆に皺が入っても大丈夫。
「豆に皺(シワ)がよるようになるまで(=年をとるまで)ずっと丈夫な体を持って働けるように」と関東の考え方もあるからね。

家族みんなが健康でマメ(豆)に元気に働けますように!!

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