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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/04/24 

Vol.384 「改めて和食」

執筆 院長 小林真哉

コロナ禍3年間は、皆様様々な場面で我慢されていたことと思います。
特に飲食の場面では、Zoom会食、黙食、マスク会食、遮蔽版設置施設などが当たり前のように扱われるようになりました。
2023年2月からはマスクの義務化緩和、会食の人数制限撤廃等、元の生活に戻り始めました。
そして、5月8日からは感染症法上第5類の扱いになります。
私自身も様々な場面で会食の機会が増えるものと考えています。
和食・洋食・イタリアン・フレンチ・中華等々楽しみが増えますね。

今日はそんな中での和食のお話です。和食は日本人の伝統的な食文化、
〝自然の尊重という日本人の精神を体現する職に関する社会習慣〟として提案され、2013年12月4日にユネスコの無形文化遺産になりました。
登録に当たり、和食の特徴は以下とされていましたので復習してみました。

1 多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
海、山、里と豊かな自然が広がり、各地で地域に根差した多様な食材が用いられ、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達している。
⇒ 足助地域の自然薯・ジビエ・へぼもそんな感じでしょうか?
2 栄養バランスに優れた健康的な食生活
一汁三菜を基本とした理想的な栄養バランスを持ち、うま味を上手に使い、動物性油脂の少ない食生活で長寿、肥満防止に役立つ。
⇒ 日常的に診療の場でお伝えしていますね!
3 自然の美しさや季節の移ろいの表現
自然の美しさや四季の移ろいの表現が特徴のひとつで季節の花や葉などで料理を飾りつけ、季節に合った調度品や器を利用した季節感を楽しむ。
⇒ 春夏秋冬がある日本ならではの愉しみです。
4 正月などの年中行事との密接な関わり
年中行事と密接に関わり自然の恵みを分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深める。
⇒ 食を通じてのコミュニケーションが大切です。

その他でも当院でも食に関しては様々な発信をしております。
〝男の料理教室〟などはその典型ですが、今後は感染対策を留意しつつも参加者数や開催形態の制限が減って参りますので、知恵を絞っていきます。
勿論、和食だけではなく様々なジャンルの食にも挑戦です!
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