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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/06/29 

Vol.402 「定年 考 Vol.2」

執筆 院長 小林真哉

足助病院でも2023.3.31をもって定年退職される職員がみえました。
毎年、退職者を送る会では、私が想いを込めて送辞と送奏(Sax)をさせていただきます。
退職前にお話しさせていただきました職員に方に足助病院に対する想いのこもった手紙をいただいたのでご紹介いたします。

以下、原文です。
【    定年退職に際して     足助病院C.U

 今の気持ちを一言で言うと「楽しかった~」になります。辛かったこと、うれしかったことが全て楽しい思い出に変わりました。男女雇用機会均等法の時代といえ、女性が定年まで勤めあげるというのは多くの条件に恵まれたからだと思います。そそっかしくてデジタル音痴の私にお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。これまでを振り返り、厚生連の良いところと足助病院の良いところを3つずつ挙げてみます。

厚生連の良いところ 
①8病院で情報共有ができる。相互気発研修会や部会を通じて刺激を受け、切磋琢磨することが出来ます。
②人事異動により職場の雰囲気や人間関係が変化する。
③他県の厚生連の方と友達になれる。全国規模の学会や研修会に参加すると厚生連というだけで不思議と仲間意識が生まれます。

足助病院の良いところ
①季節を五感で感じられる。青い空、透き通った川、満開の桜、新緑の山、香嵐渓の紅葉、水墨画のような雪景色など、季節の移り変わりを楽しむことが出来ます。
②職員と患者さんが優しい。自分は大らかで人懐っこい患者さんに育てていただいたと思っています。
③誰もが掛け替えのない存在だと実感できる。仕事の種類は大病院と同じだけあるので、一人一人が重要な役割を担うこととなります。私の好きな言葉は、「今この人生を、もう一度そっくりそのまま繰り返してもかまわないという生き方をしてみよ。」です。

足助病院での38年間、自分なりに精一杯頑張ったつもりです。
最後に、皆様が公私ともに充実した毎日を送っていかれるようお祈りし、退職の挨拶をさせていただきます。
長い間ありがとうございました。 】

院長室でいただきましたが、素敵な文章で人柄がにじみ出ていました。
年度末は人事異動等もあり皆さん新天地に羽ばたいていかれました。

足助病院のマスターピースとして働いてくださった皆様の人生のマスターピースに足助病院が組み込まれ、いつまでも輝き続けることを祈念しています。
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