日本サッカーは男女問わず隆盛を極めています。
ニュージーランドとオーストラリアの共催で行われているFIFA女子ワールドカップでのなでしこジャパンの活躍は周知のとおりですね。
今日はJFA(日本サッカー協会)のHPを参考にVARの御勉強です。
VARとは別の場所で映像を見ながらフィールドの審判員をサポートする審判員のことで「最小限の干渉で最大の利益を得る」ことが哲学で、得点かどうか・PKかどうか・退場かどうか・警告退場の人違いかどうかの4事象に加えて主審が確認できなかった重大な事象のみに介入するシステムです。
2018年のロシアワールドカップから導入されています。
ちなみに、VAR導入によりジャッジの正確さは93%から98.9%にアップしたとされていますが、もちろん良い事ばかりではありません。
今まで主審1人と副審3人の4人の審判団で試合を裁いていましたが、プラス4人の人件費がかります。更には、ビデオ判定するには何台ものカメラをスタジアムに設置しシステムを組む必要があります。ロシアW杯では1試合に35台のカメラが設置されたそうです。
試合時間に関してはアディショナルタイムが増え、90分の試合が10分以上長くなることも多くなりました。
日本では、サムライジャパンのスペイン戦での三苫選手の1mmがとても有名です。
この場合は、ラインに1mm触れていてボールがプレイ中であったことで日本の得点につながったことで、日本・スペイン・ドイツのその後の戦いに大きな影響を与えました。
そして、今度は、女子サッカーWCで1mmが明暗を分けました。
ベスト8で日本と当たるスウェーデンVSアメリカ戦で、優勝候補のアメリカの攻撃をしのいだスウェーデンがPK戦までもつれ込み4-5でアメリカに勝利した試合です。
スウェーデンのキッカーのボールがゴールラインを超えていたかどうかがVARにかけられて、1mm超えていてゴールが認められたのです。
この場合はラインから1mm離れていたということです。