MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/08/31 

Vol.419 「ONE INNOVATION」

執筆 院長 小林真哉

豪華客船の旅は憧れですが、日本では豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」(乗客数2,706人、乗組員数1100人、全長290m、全幅37.5m、11.5万トン、イギリス船籍)などが有名です。
私自身も学生時代に北海道にフェリーで行ったような記憶以外には未だクルーズの旅には出たことはありませんが、意外に身近に感じています。
なぜなら、私の患者様夫婦に定期的にクルーズに出ては土産話を持ってきてくれる方が見えるのです。
コロナの3年間は全く無かったようですが、いよいよ乗船再開のようです。

次回の外来を決めるときにいつものフレーズが出てきました。
「あなた! この日、日本にいるの?「いかん、この期間は船旅だわ!」
このような会話の中にもコロナの影響が薄れていっているのを実感します。
そして利用される船ですが、大は小を兼ねる、大きいことは良い事だと言われますが、何ともとにかくでかいのです。

2019年の世界のクルーズ人口は2970万人で、コロナ禍で2020年は580万人、2021年480万人になりました。
2022年は2040万人まで急回復して2023年3150万人、2024年3600万人、2025年3720万人、2026年3850万人、2027年3950万人に達する予測されています。
2019年の日本人のクルーズ人口は35.7万人と、訪日クルーズ旅客数は215.3万人で政府は2025年までに250万人を目標に掲げています。
ですから、一度に多くの人が利用できる大型客船が必要なのです。
先日、和歌山港に入港した「MSCベリッシマ」は、乗客数3,000名、全長315m・17万トンと、日本を発着した客船の中で最大級でした。
乗客・乗組員合わせてJA愛知厚生連の職員の約半分の4,000人です。
寄港する地域は様々な経済効果を含めて活気付くことでしょう。
観光に力を入れる日本としても大きな可能性を秘めています。

大型船と言えば、表題のONE INNOVATIONですが広島・呉で制作された超大型コンテナ船の名称です。
全長400m、全幅62m、コンテナを24,000個積み込めるそうです。
豪華客船が小さく見える大きさですが、低燃費燃費実現等のため最新鋭の機器で運行し、操船に必要な人は25人前後とか…

我が足助病院丸の至極色の病院棟の長さが約100mで幅が約40mなので
ONE INNOVATIONには横一列に4つ積むことできます! やばっ! でっか!

   

コラム一覧へ戻る