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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/10/30 

Vol.434 「勘違い (院外編)」

執筆 院長 小林真哉

休日のある日、一人ふらりと近くのスーパーに飲み物を買いに出かけました。
普段、あまり買い物に出かけないので、見るものが全て珍しくウロウロ。
お気に入りのノンアルコールビールと懐かしく見かけた鯨の缶詰などをかごに入れて更にウロウロ。
ピクルスなど缶詰、ビン詰めコーナーで物色しつつ、防災食に応用できるなと思惑を巡らせていました。

そんな、穏やかなひと時が突然終わりを告げました。
マダムA『えーっなんでそんなに買うの? 家にまだあるじゃないの!』
と話しかけてくる女性の声が至近距離で聴こえてくるではありませんか。
明らかに越えの方向はまっすぐに私に向かってきています。
ここはまず、穏やかにと
私『えっ・ だって僕が欲しんだもの』と軽く返したところ。
マダムA『だ・か・ら! 家にあるのっ!』やや強めの反応。
私『でも、これぐらいはいいのじゃないかな~』と更に軽やかにお返事。
流石になんか変な感じに気が付かれたみたいで、私を覗き込みしげしげと眺め、
私と対面です。お互い、にっこりとお辞儀…
マダムA『えっ? あれー いやだー すみませーん 間違えました…』
私『いいえ、大丈夫ですよ…お大事に…』といつもの習慣でお大事にと発言…

なんともほっこりする、休日午後の出来事でした。
どんな状況でも初動の対応が大切ですね…それと共に、世のパパさんの日常の一端を垣間見た感じもあり職員の顔を思い出して笑ってしまいました。

表題の〝勘違い〟はものごとに関して自分なりに考えて判断した時に、本来とは異なる内容で認識してしまうことを言います。
そして〝勘〟はものごとが意味するところや本質、よしあしなどを直感的に判断する能力のことです。

組織運営でも何事も〝勘所を押さえて〟実行し、〝勘定合っても銭足らず〟や〝丼勘定〟にならないように日頃から〝〟を磨くこと!
大切ですね……

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