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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/12/14 

Vol.446 「温活 ~食事編~」

執筆 院長 小林真哉

今日は、衣食住の真ん中の食、温活・食事編ですね。
「食欲の秋ですから何でもいっぱい食べられるから大丈夫よ!院長!」というお姉さま方の声は尊重しますが健康で美しくがテーマですので少々お付き合いのほどお願いいたします。

皆様ご存じでしょうが、私は消化器内科の専門医ですが現在は総合医・老年内科医そしてNST(栄養サポート)の認定医としても活動しています。
まずもって食はとても大切です。また、老年医学的にはやせ・筋肉量低下なども問題になります。
適切な栄養摂取と適度な運動が年齢問わず免疫力を向上させ元気を維持することになります。
また、足助病院には優秀な栄養管理室職員が在籍していますのでアドバイスでうんちくを紹介します。(受け売りかも?笑)

まずもって3食温かいものを食べることで、特に朝食は必須です。
朝食を抜くと体温が上がりにくくなり、体内時計がリセットされず恒常性に悪影響をおよぼす可能性があります。
西洋的な食事パターン(精製穀類、赤肉、加工肉、清涼飲料水、菓子、デザート、紅茶、コーヒー、塩辛いスナック、フライドポテトなどをよく食べる場合)では、健康的な食事パターン(野菜、果物、果物ジュース、豆類、鶏肉、ナッツ類、魚、卵、低脂肪乳製品、オリーブ、オリーブ油などをよく食べる場合)に比べて、熱産生が低いことが明らかになっているようなのでバランスよい食事(一汁三菜の和食)を取る方が熱産生には利益があるようです。
周知のことですが緑茶・しょうが・シナモン・唐辛子などもよろしいです。
うちの新進気鋭の管理栄養士 F.K君の推しはブロッコリーです。
含まれているスルフォラファンが熱産生に関与する可能性があるので、スープなどに入れて食べると身体も温まって良く、ビタミン類も多く含むので美容にも良いそうです。
たんぱく質を含む食品摂取に心がけ、ストレッチ・ウオーキングなどで筋肉をつけ、体内温度をあげることも共に大切です。

最後に私なりのまとめでan.anの編集者さんに以下文面をお送りしました。
【衣服気候にも留意してお洒落して、温かい美味しい食事をして楽しく素敵な時を過ごすことが免疫力をあげ、健康寿命・幸福寿命延伸に繋がると思います。
そして、同様に大切なのは素敵な笑顔のメンタルヘルスです。】


以上、an.anとの関りの体験記、四部作です。
楽しんでいただけましたでしょうか?

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