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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2023/12/28 

Vol.450 「原点回帰」

執筆 院長 小林真哉

2023年も大変お世話になりました。加えて、コラム“結の扉”愛読ありがとうございました。
2022年末のコラムタイトルは「じゃない方を選ぶ」でした。
2023年の世の中はコロナ禍からの脱却の道標(みちしるべ)確実に歩み、コロナ禍で皆が団結して事に当たらなくてはならないことをウイルスという自然の驚異が教えてくれました。
また、異常気象もより先鋭化され、世界の各地で今までに経験したことのない被害を引き起こしています。
原因は様々ですが、我々人類が要因の領域も多分にあるようです。
そして何よりも、我々人類が自らを攻撃する痛ましい事案が世界各地で勃発し継続しています。
私共ができることは、真実を見て聴いて感じ考えること、目を背けずにアンテナを張り関心を持ち続けることです。
コミュニケーションは相互干渉であり、お互いに的確な情報開示をして腹を割って話し合うことです。それがいかに困難なことかは歴史が示していますが、自分が影響を与えうる周りの世界はそうありたいと発信する日々です。
重たいお話はこのあたりまで!

2023年の足助病院はいかがでしたか? 
初夏の頃より、様々な交流が可能な世の中になりました。
私自身も対面で人に会う機会や会議の実出席、学会出張、懇親交流会が格段に増えました。
スーツ着る機会が少なかったために緩んだおなか周りを引き締める努力も必要となりました。よそ行きの格好は身も心も引き締まるので心身の健康にはとても有効ですね。
サイズアップのために新調など言語道断で、体を絞り既存に合わせれば、環境・お財布にSDGsです。
病院では、職員の各種の講演会・交流会・会議・学会への実参加が戻ってきました。
そこには、顔と顔が見える友好な関係性の礎が育ちます。
地域の方々向けには、足助病院銀幕デビューや足助病院祭をはじめ皆様との参加型の交流の機会を多く設けることが出来ました。

職員には常日頃伝えています。
『院内外の多職種連携を活発に行いましょう!そして、更には院内外の異業種連携を行いましょう!』と
そのような姿勢と活動は自らを客観的に見ることができる自己客観化につながります。
その積み重ねが、人的資本を向上させ人的資産となり成長し組織を健康な運営状態に導きます。
2024年は私にとって、6年目の院長職に入りますので、今一度、原点に立ち返り精進して参ります。

2023年、本当にお世話になりました。
2024年もよろしくお願いいたします。

それでは皆様、健やかで素敵な年末年始をお過ごしください。

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