2024/02/29 Vol.465 「博学」 執筆 院長 小林真哉 本日は、 コラムVol.435:勘違い(施設編)で既に登場し、 コラムVol.415:一を聴いて十を聴くの職員の同僚さんのお話です。 そうなのですね、皆様気づきましたか、某施設には天然系の職員が複数いるわけです。(笑) いつものように定期回診の日のことです。 あれやこれやと私が、お話をしながらエレベーターに向かう道すがら、彼女から褒められました? 職員さん「院長先生は雑学ですね」と 私「それは褒めてくれているのかな?それとも博学の間違えなのかい?」 職員さん「あーそれ、博学の間違えでえ-す。ああ・・緊張、緊張」と キンチョーする感じは微塵も見て取れない様子で宣います。 回診の終わりにも期待通りやってくれました。 職員さん「院長先生!変更事項はわかり易く、赤で書いておきますからね!」 私「おっ、○○さん気が利くね」 職員さん「私、博学ですから!」? よく意味が分かりませんが、天然なのは間違いありませんのでここはスルー。 渡されたメモを院長室で確認したところ、白黒コピー後で全てまっ黒で、変更事項は区別がつきません。 私の頭の中には、ちょうど練習しているSAXの楽曲、大滝詠一さんの『君は天然色』の素敵なさびのワンフレーズが浮かびました。 『想い出はモノクローム 色を点けてくれ』と! お後がよろしいようで… ※ 雑学:広い分野にわたる雑多な知識。また、系統、組織立てて専門に研究してはいない知識や学問。つまり「雑学に詳しい人」と言えば、いろいろな分野のことを広く浅く知っている人のことを指します。 ※ 博学:ひろく種々の学問に通じている意味で、知識が豊富で優秀なことを示す場合に用いられる言葉。同様な表現の博識は、ひろく知識があること、何でもよく知っていることやそのさまを意味し、特定の分野に限らず、広範囲な分野の様々な知識を持つことを意味します。つまり、博識の場合は、幅広い分野への知識があることを意味し、一般常識的なものも含まれます。一方、博学の場合は、幅広い学問への知識があることを意味し、一般常識ではなく、学問に対し用いられる言葉となります。 となると、早川先生が博学で私が博識となりますでしょうか? 少なくとも雑学だけではない者と思われたいと精進いたします。