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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/03/11 

Vol.468 「改めてリハビリ」

執筆 院長 小林真哉

ロコモ教室を始め、足助病院では様々な地域啓発活動を院内外で行っています。
2024年4月からは、〝リハビリで地域を元気にしよう〟という新なる取り組みを当院でも行っていきます。
そのような訳で、今日は、リハビリについて少々掘り下げてみます。

そもそもリハビリテーションの語源は、ラテン語でreは「再び」、habilisは「人間らしい」、「できる」という語で、「 再び人間らしく生きる」、「再びできるようにする」という意味です。
医療の世界だけではなく、日常の様々な状況で「リハビリをする、○○のリハビリ中です」という表現を使います。

リハビリテーションは外来語ですが、日本語では「機能回復訓練」「社会復帰」など解されます。
厳密に言えば、WHO(World Health Organization)は、「医学的・社会的・教育的・職業的手段を組み合わせ、かつ相互に調整して、訓練あるいは再訓練することによって、障害者の機能的能力を可能な最高レベルに達せしめること」と定義しています。

種類も様々で、理学療法・作業療法・言語訓練・聴能訓練・視覚障害者の生活訓練・リハビリテーションスポーツ・リハビリテーション看護・心理療法など多岐にわたります。
リハビリテーション技師も、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と専門分野が分かれています。

理学療法士は、立つ・座る・起き上がる・歩く・寝返りをうつといった基本的な動作の維持・回復を目指したリハビリを提供し、患者が自立した日常生活を送ることをサポートします。
作業療法士は、食事をする・料理をする・入浴する・学ぶ・仕事をする・余暇を楽しむといった日々の生活に必要な応用的動作・社会適応能力の回復を目指したリハビリを提供し、自分らしい生活を送ることをサポートします。
言語聴覚士は、発語・聴覚障害のある方や難聴の高齢者にリハビリを提供し自分らしい生活を送ることをサポートします。足助病院では特に摂食嚥下機能が低下した方々へのリハビリに力を入れています。

足助病院にもリハビリに関わる多くの職員が在籍し、充実した施設がありますので、今まで以上に皆様の健康・幸福寿命延伸・アンチエイジングサポートのため頑張って参ります。

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