昨年来の温活で、足元を温めるグッズなど様々なものが取り上げられていましたが、手袋は必須のアイテムです。
手を温めることは、血行が良くなり体にとってとてもいいことです。
皆さんも熱いお湯に手を入れるとじんわり温まり細くなった血管が太くなってくるのを実感されていますね。
外来の採血当番の看護師さんも、腕を温めてきてくれると採血がしやすくて助かります。an.an 2375号でも可愛く機能的な手袋の紹介が多くありました。
〝手を温めるグッズ〟とネットで調べてみたら、出るわ、出るわ…
様々な形態・材質の手袋から温熱ヒーターの付きの手袋やいわゆる湯たんぽなどなど…見ているもの楽しいもので満載でした。
病院では、医療安全の立場、患者さん・職員を感染から守るためからも多くの種類・材質の手袋が使用されているので我々医療者には手袋はとても身近です。
皆様にとって日常的で身近で利用する手袋の代表の一つに軍手があります。
様々な作業や、農作業、バーベキュー、焼き芋の時などにも使用して安くて万能選手です。
その軍手ですが、日本で開発された技術で継ぎ目なく作られているのです。
かつて軍手は、指の部分や手のひらの部分など別々に編んだものを手作業によって縫い合わせていたので、手間ひまがかかる品物でした。
「紀州のエジソン」と呼ばれた島正博さんが、ミシンの構造を変革し別々に編んだ軍手のパーツを縫い合わせることが可能になり、生産性が格段に向上しました。
続いては、2本の針を持つ「二重環かがりミシン」の発明です。島さんは木綿糸と共にゴム糸を使い「軍手編み機」を更に発明し、手首の部分にゴム糸を編み込むことに成功、軍手は“伸縮性”を持ち今のように汎用品へと変わりました。
日本の軍手そのものは、比較的新しい時代の産物ですが、手袋自体の歴史は古く、現存する最古の手袋は、エジプトのツタンカーメン王の紀元前1343~1323年に作られた手首で結ぶタイプの麻製のおしゃれなものだそうです。
最後に体にはコラム表題の温めると良い〝4つの首〟がありますので、皆様もご留意ください。
手元(手首)だけではなく足元(足首)・首周りの温活もお忘れなく! ちなみに、残りの首の一つはおなかです。
何故、おなかが首に分類されているかというとくびれているからだそうです。
皆様!くびれていますか?
私は残念ながらくびれていませんので、がんばってくびれを創ります!