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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/05/30 

Vol.489 「180 second(180秒)」

執筆 院長 小林真哉

Vol.484 絶対音感 で触れた、短時間プレゼンテーションの第二弾です。
180sec(秒)といえば、皆さん、カップラーメンが出来上がる時間に慣れ親しんでいますが、待っていると長いようで何かしていると短いような、その時々の状況によって感じ方は変わります。
最近のカップラーメン「日清のどん兵衛 限定プレミアムきつねうどん 史上最もっちもち麺」は8分の調理時間だそうです。
話がそれましたが、改めまして180秒についてです。

当院ホームページにも載せましたが先日、小里康弘内閣総理大臣補佐官が来院されました。
来院前に通知された行程表は、正に分刻みのスケジュールです。
事前の綿密な打ち合わせで、交通手段・使用道路等々が綿密に計画されており到着時刻、出発時刻が決まっています。
鹿児島選出の議員さんで、鹿児島から愛知県各所を周り東京へ帰る行程です。
また、各省庁から官僚の皆さんも合流するのでより時間も厳格に計画されています。
当然ながら私と早川先生に求められる会議内容・プレゼンテーションの持ち時間・質疑応答の時間も分刻みでした。
事前の早川先生とのプレゼンの打ち合わせでは、共に話したがり人種なので時間配分で少々揉めました(笑)。
ここは早川先生を立てるのが私の立場なので、黒子に徹し早川先生に多くの時間を割くことにしました。
もっとも、全ての持ち時間が30分程なので、どうしても短時間となり御大としては少々、不完全燃焼のような感じでしたが…
その中でいかに足助病院ネタで小里議員・各省庁の官僚の方々の〝心を波立てることができるか〟に院長の腕が試されます。
前もっての予行演習では、到着される病院正面玄関から施設棟の第1講義室までの所要時間は約3分(180秒)です。
この時間は足助病院のアピールタイムになりますので話したいネタは豊富ですが、コンパクトに
足助病院の風度(コラムVol.60) を感じていただく工夫を凝らしました。

議員さんのプロフィールや著書を紐解き、いろいろ勉強しました。
農業政策・防災政策・交通政策等に精通されていることはとても理解でき、正面玄関・正面玄関風防室・病院ホール・パティオ入口・カーポート通過時・贈与の広場前、足助病院菜園前、施設棟入口・施設棟廊下を通過する時間は無駄なく足助の風度を伝えることが出来ました。
翌日、アップされた議員さんのブログのコメント・写真のもその効果がばっちり反映されていてとても嬉しくなりました。
どうにも、180secアピールが癖になりそうな体験となりました。

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