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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/06/06 

Vol.491 「JICA⇒IDACA⇒JAそして足助病院へ」

執筆 院長 小林真哉

なんとも不思議なコラムの題ですが…かつては英語の読み書きは得意な方であった私ですが、最近は少々自信がありません。
加えて、英会話なんぞは大学時代(約20年前)に研究をしていた時期以来縁がありません。
当院には外国人の方々が働いていますが、彼らの日本語の修学姿勢と習得速度に脱帽です。
『なんで突然、英語の話』と思われた方は、次の展開に興味津々ですね。

実は近日、足助病院に多くの外国の方々が視察に訪れます。
【アジア・太平洋地域】インドネシア、フィリピン、フィジー 【アフリカ地域】マラウイ、スーダン、タンザニア、ザンビア 【中米地域】メキシコと参加国8で計9名です。
皆さん、母国では農政や経済の官僚・学者のインテリジェンスの高い方々です。
それぞれ母国語がありますが共通言語は英語です。
通訳の方は随行しますが、想いのこもった交流をするためには言語は大切です。

JICA(Japan International Cooperation Agency:国際協力機構)の課題別研修 「農民組織の設立・強化」現地研修の目的で、JAグループの国際協力活動を担い「発展途上国の協同組合運動に従事する指導者のため、わが国に農協運動の中での学習機会を設け、国際社会の中で連帯性を育む場」を創成するための組織IDACA (Institute for the Development of Agricultural Cooperation in Asia:アジア農業協同組合振興機関)に話があり足助病院に来ることになったわけです。
うーん!
『回りくどくて訳が分からん』とおしかりを受けますので少し整理しますと、JICA⇒IDACA⇒全国厚生連⇒愛知厚生連⇒足助病院という流れです。
当院には医療・介護を研修にというわけではなく、日本の農業協同組合の保険・医療の一つの形を見学する目的です。

私の基本姿勢は“まあ、できることをまずやってみよう”挑戦です。
最初の挨拶は英語でと英作文に取り掛かりましたが、最近の翻訳・通訳事情はと、禁断のコンピューターの翻訳ソフトに日本語で考えた挨拶を読み込ませてみました。
あらら、瞬時に流暢な英語に置き換わるではないですか、自らの英作文と比較しても、明らかにコンピューターに軍配が上がりました。
最終的には双方の良いとこを利用しようと思いますが、自作英文の比率はどうなりますか。

6月中旬に皆さんが来院される予定です。職員一同、工夫を凝らして当地域を知ってもらう様々な企画を立案しています。
来院時の模様・顛末はまたの機会にご報告させていただきます

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