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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/06/10 

Vol.492 「座禅とお饅頭」

執筆 院長 小林真哉

〝花より団子〟は従来より言われてきた、人間の可愛らしい習性を表した文言です。
今日は、そのあたりを地で行く当院職員のお話です。
座禅そのものは、よく耳にしたりTV等でみる所業ですが、実際に経験された方はそんなに多くはないと思います。
かつて高校生時代、医学部受験に向け気合を入れようと座禅の機会を探した記憶ですが、約50年前の願いが叶う機会が訪れました。

現在、足助病院では看護部を中心に看仏連携と称して、元来の医療・福祉・介護をシームレスに繋ぐ医療サービス提供から、更に時間軸をのばし患者さんが亡くなられた後も、その看護・介護をされてきた方々と時間・空間・想いを共有する試みを行っています。
当然ながら、看は当院の得意とするところで、訪問看護や福祉訪問等により病院外に出て行っての業務は日常です。

今回は、香嵐渓の香積寺の松岡和尚の協力を得て、院内での講釈と座禅体験の試みを開いていただきました。
地域の方々も参加いただき好評です。

その流れで、病院職員と共に香積寺に赴いて座禅をしてみようという企画をしてみました。
30代から60代までの職員と足助支所長さん総勢13人で行ってきました。
住職との挨拶の後は、読経をしてご本尊へのご挨拶・住職による香積寺やもみじの開祖三栄和尚や風外和尚のお話があり、その後、座禅のたしなみを教えていただき座禅堂に移動です。
とてもきれいに整えられたお堂に入り畳一畳分が個々に与えられる領域です。
修行僧はこの範囲内で様々な行いをされるそうです。
今回は、曹洞宗である香積寺での座禅の作法を幾つか教えていただきましたのでご紹介いたします。
叉手:しゃしゅ(左手の親指を内にして握り、手の甲を外に向けて胸に軽く当て、右手のひらで覆う)
法界定印:ほっかいじょういん(右手を左の足の上にのせ、その上に左の手をのせて両手の親指を軽く合わせる)
欠気一息:かんきいっそく(口から大きく深呼吸を数回し心と身体のこわばりをほぐす)
警策の受け方などでしたが、最も大切なことは、調身(姿勢を調える)調息(呼吸を調える)調心(すると自然に心も調う)です。
約30分程、座禅を行い試みに警策も受けた職員はすがしがしい顔で堂を出ました。
皆で、それぞれの感想を述べていた時のことです。
看仏連携を司る部門長の感想は流石でした。
『院長!座禅も警策もとても有意義な経験になりました。今後の看仏連携に生かしていきます。ただ、一番心配だったのは、先程、お寺で頂いたお饅頭が潰れていないかです…』
うーむ! 
頼もしい!  
今後の足助病院看仏連携よろしく!
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