職員との昼食での会話の一コマです。
様々な職域の職員と昼食の時間を共有するように努めていますが、基本、私がお話をふり、しゃべる時間が長い事が多いのですが、先日は様相が違いました。
95%近くの時間、職員が嬉々としてお話してくれてました。
その話題がお祭りです。
足助に祖父母が在住していて幼少時からお祭りに参加しているようです。
春・秋の足助まつりについていろいろ教えてくれました。
その折に私が得意の気象ネタで、
私『最近は、春も・秋も短くて暑いから神輿担ぎは大変だろうね、熱中症に注意だね!皆さん、水分・塩分補給なんかはちゃんとやっているのかな?』
職員『そうですね、同行している人が一升瓶を持っていて適宜、渡してますね。あれって、日本酒じゃないかなー、水分補給になるんですかね?』
私『お酒は水分補給にはならないね!むしろ、脱水傾向になるかな…』
職員『そうなんですね。でも、熱中症か酔っ払いかわかりませんからね-』
私『確かにお祭りの時期に病院に運び込まれてくる人はいないね』
おおっ!コラムネタが!
日本酒・脱水・水…深掘りできるじゃないですか!
そもそも、日本酒は水が命ですね。製造に使用される水のことを〝仕込み水〟と言います。
仕込み水にも軟水・硬水(カルシウム・マグネシウムの含有量の少ない多いで定義)があり、こだわる人は割る時の水も気にするとか…
ちなみに、私は下戸なので全くこだわりませんし、辛口・甘口も今一つ解らず、いただいた吟醸酒を冷所保存せず酒好きの職員に叱責される有様です。
日本酒を飲み時に共に飲む水のことを〝和らぎ水〟と言い、素敵な響きの言葉です。
お酒に関わらず、様々な状況で現代社会には〝和らぎ〟が必要です。
和らぎ水には、いくつかの利点があります。
一つ目はボリュームを付加するわけなのでおなか一杯アルコールとはならないのです。
二つ目は、アルコールによる利尿効果を補填するための水分補給です。
一般的に1:1の量が適量で、常温を交互に飲むのが良いそうです。
ちなみに洋酒の場合は、チェイサー(追い水)と言いますね。
お酒好きには、お口直しにもなります。
コラム表題の「神人共食」は、神と人間が同じものを食してつながり、神のご加護を願うことからの言葉です。
お祭り時の御饌御酒(みけみき)は材料がコメの御酒が調理をせずに簡単にいただけるという理由で利用されます。
最近では飲酒運転の関係もあり、神事のぐい呑みには純粋にお水が注がれていることもあるようです。
こちらを飲み過ぎた人は聞いたことがありません。
神人共食はいつの日か、もう少し掘り下げたいので今回のコラム表題は神人共食Vol.1といたしました。
またの機会に…