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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/09/26 

Vol.518 「釣果来室」

執筆 院長 小林真哉

先日の朝の院長室での出来事です。
早川先生が満面の笑顔で私を手招きです。
『小林先生!ちょっといい?』
ふと、視線を移すと方には大きな保冷用の発泡スチロール製の箱をお抱えになっております。
昨日はお休みだったので、自慢の釣果を持参で来室されたのでした。
うろこもはらわたもとり、優に30㎝は超える体格のいい魚が2尾、綺麗に真空パックされ登場です。

『昨日の釣果だわ。夕食のおかずにどうぞ』と満面の笑顔でした。
『立派な魚ですね!種類はなんですか?めばるですか?』
『いやいや、イサキだよ』
箱の中には、まだまだ、釣果がいっぱいです。
今から、職員を周り渡されるのだと思います。

面談をしていた、本部職員の質問が・・・
『早川先生、お元気ですね。あの魚、この辺りで取れるんですか?』
『ん・・・? あれは川魚じゃないよね。海の魚!イ・サ・キ』
このエピソードを面白おかしく、当院事務女史にお話したところ‥
怪訝な顔で『私もわかりません』がとな…‥
子供の笑い話の「切り身が泳いでいるなんていうレベル」ではないでしょうが、お魚屋さんで丸ごとのお魚を見る機会は少ないのでしょうがないですね。

それでは、イサキについて勉強しておきましょう。
伊佐木とも書きます。生息域は千葉県以南で6月~8月に釣れます。塩焼き、刺身、カルパッチョ、なめろうなどが美味しいそうです。
白身の魚ですが、脂肪が多くDHA、IPAなどの脂肪酸が多く含まれます。
ビタミンの中では、脂溶性ビタミンであるビタミンA、ビタミンD、ビタミンEを豊富に含有し栄養満点です。

当日は、夕から会議があり帰宅が遅くなる予定でしたので、〝男の料理教室〟で使用している院内の調理室で、職員と共に、塩焼きと煮つけにしていただきました。期待に違わず、美味でした。

早川先生!またの機会をお待ちしております。
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