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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/10/07 

Vol.521 「カフェオレとカフェラテ」

執筆 院長 小林真哉

さて、上記の飲み物の違いはお分かりでしょうか?
『どちらもコーヒ牛乳だろ』なんて、身も蓋もありませんのでご容赦を!
もちろん、コーヒーにミルクを入れ混ぜ合わせた飲み物ということ、語源からすれば、フランス語「café au lait(カフェ・オ・レ)」とイタリア語「Caffè Latte(カフェ・ラッテ)」の違いがあるものの、カフェオレはフランス語、カフェラテはイタリア語でどちらも「コーヒー牛乳」という意味ですね。
ん? じゃあ同じものなのかい? いやいや違うんですよ!

本質的に使用するコーヒーが違うのです。要するに カフェオレは普通のドリップコーヒーに温めたミルクを入れますが、カフェラテはエスプレッソコーヒーを使うので、コーヒーの抽出方法がそもそも違うのです。
また、ミルクとの比率もそれぞれ特徴があり、ドリップコーヒーとミルク(カフェオレ)の比率は1:1でエスプレッソとミルク(カフェラテ)の比率は1:4とされています。
一般的にカフェオレは苦みが少なく子供でも大丈夫ですが、カフェラテは苦みのある大人の味わいです。

ちなみにコーヒーの上にハートやリーフ、動物などの絵柄や模様を描いてあるお洒落な「ラテアート」は、カフェ・ラテの方ですよ。
1980年代頃のミラノで始まり、イタリアのバリスタ(コーヒーを入れるプロ)が始めたのが発祥とされています。
調べてみると、基本の作り方には、「フリーポア」と「エッチング」と呼ばれる技法があり、それぞれは以下の通りと記載されていました。

フリーポア:エスプレッソコーヒーにミルクを注ぐピッチャーの動きだけで模様を作る方法です。
ハートやリーフなど、定番の模様はフリーポアの技術だけで描くことができるそうです。
エッチング:ミルクピッチャーで大まかな模様を描き、スプーンやピックを使って細部を描く方法です。

エスプレッソマシーンをお持ちの方、一度、挑戦されたらいかがでしょうか?
ハートや葉っぱの模様をよく見ますね…
職員の誰か! 足助病院のトレードマークに挑戦してくれませんかね?
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