MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2024/11/21 

Vol.532 「シリーズ化?」

執筆 院長 小林真哉

映画やドラマの世界では、1作目のヒットにあやかって第2弾、3弾とシリーズ化され人気をはくすことがよくあります。
私共のようないわゆる昭和世代では、山田洋二監督、渥美清主演の〝男はつらいよ〟シリーズは鉄板です。
小学校時代の恩師が寅さん好きで、その影響もあり一時期はまった記憶があります。

1969年に第1作が公開され、以後1995年まで、26年間で全48作品と特別篇が公開されました。
風の吹くまま気の向くままフーテン暮らしの車寅次郎の織り成す素敵な人情劇が人の心を波立たせたのだと思います。
そして、現在も幅広い世代に愛されています。
劇中での寅さんのセリフを人生訓として抽出した本:『人生に、寅さん』があります。HPも充実していますので御参照ください。

風の吹くまま気の向くままなだけに風が出てくるセリフは多くあります。
「ほら見な、あんな雲になりてぇんだよ。」
「風の吹くまま気の向くまま、好きなところへ旅してんのよ。」
「困ったことがあったらな、風に向かって俺の名前を呼べ。」

こんな風に過ごせる境地も素敵だな、いつたどりつけるのかな?と夢想するとともに気象好きの私には、
風をモチーフに展開されるセリフが妙に心に残りました。
「寂しさなんてのはなぁ、歩いてるうちに風が吹き飛ばしてくれらぁ。」
「俺はね、風にはこう逆らわないようにしてるんだよ。風に当たると疲れちゃうから。」

山田洋二監督の世界観、とても素敵です。コラムを書くにあたりいろいろ調べていたら、映画・ドラマを見たくなってきました。
しかし、膨大な量がありますのでゆっくり、じっくりですね。
この辺りで、私のコラム愛読者は『ん? シリーズ化? 前振りが長いな!』と思われているのではないでしょうか?
上級者さんですね。そうなんです、前振りなんです。
今年も、女性週刊誌のan.anからの取材依頼があり巻頭特集に登場させていただきます。
昨年、院長室に足早に訪れ、
『院長!大変で~す!an.anから取材依頼が来ています。どうされますか?受けられますか?』と顔を紅潮させて報告した職員も、
今年は、『院長!昨年、好評だったのでことしもan.anでの特集インタビュー依頼来ました』と冷静に報告です。
2024年12月4日発売のan.an 2425号 注目してくださいな!
コラム一覧へ戻る