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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/02/27 

Vol.556 「赤ひげ大賞授賞式・レセプションへの道 part Ⅰ」

執筆 院長 小林真哉

医療の世界では「レセプト」はとてもなじみ深いものです。
医療機関が、保険者(健康保険組合など)に請求する診療報酬明細書のことで、診療報酬点数表に基づいて点数で算出され1点=10円として金額で算出されます。
皆さんが受診時に、保険証の提示を求められるのは所属する保険者を確認するためでもあります。
各医療機関では、毎月初めにレセプトの点検・確認作業を医事に長けた職員が取り組み審査支払機関に提出します。
ここで問題があると、「査定」(レセプトの内容が不適切な場合に、審査支払機関が診療報酬点数を減点すること)や
「返戻」(不備や誤りのあるレセプトをそのまま医療機関に差し戻すこと)を受け、医療機関は収入が得られませんので需要な業務の1つです。

そもそも、「レセプト」という呼称は一般の方々にはあまりなじみはないかもしれませんが、語源はドイツ語のRezept(処方箋)で、英語ではreceiptに相当します。
医療機関独特の明細書(医療行為に対する)のことを指します。

本日の表題の「レセプション」の語源は、「歓迎」や「受け入れる」という意味を持つラテン語の「receptionem」に由来します。
ラテン語の「recipere」と英語の「receipt」は同語源で「受け取る」ことを意味して、レシートは受け取る行為から「受領」「領収書」の意味となりました。
そこから意味が派生し、レセプションは「受け付ける」「受け入れを歓迎する」という意味を含むようになったようです。

立場上、様々な会合・宴会(就任式や退任式、開院式)などの場に参加させていただくことがあります。
地元の風流な料理旅館だったり、都会の高級ホテルでの開催など規模や場所は様々です。
共に主役と言われる方々や来賓が多かったり、要役職だったりすると開催者側は大変です。
今回は、なかなかのレセプションに参加して参りましたので少しずつご紹介していきたいと思いますが、本日はその皮切りコラムなのです。

早川先生の赤ひげ大賞受賞記念の授賞式・レセプションです。

これからシリーズとして授賞式・レセプションネタと足助の赤ひげ随行記をご披露いたしますのでお楽しみに!
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