私は自他ともに認める凝り性で調べ物が大好きな人種です。
ですから、早川先生赤ひげ大賞受賞の内示を受けた瞬間から、足助病院ブランディングプロジェクトでの展開構想、自らの関わり方が頭の中を超高速で巡っておりました。
そんな私の姿を早川先生は、
“コラムVol.546 はしゃぐ”で述べたように『院長! はしゃぎすぎだよ。』と表現したのでした。
11月中旬に時点で、2月下旬に開かれるであろう、授賞式・レセプション参加は私の中では既定路線でした。
早川先生 『式・レセプションの参加資格者は家族かご友人となっているな~』
私 『それならご夫婦での参加となりますね。私はカバン持ちで』
早川先生 『ん? 院長は友達じゃないからな~』
とのいじわるな(笑)尊師の発言は一顧だにせずに邁進です。
私 『僕は正装じゃなく、準礼装かな~、参列だから略礼装かな~』
と妄想しきりでした。そんな折、早川先生は私に
早川先生 『赤ひげは中身で評価されたわけだから、装いは普段使いだな!』
と、確かに言われたのは記憶に新しいです。
とは言え、一生でそんなにあることのないレセプションです。
臨席予定の来賓のリストは、秋篠宮皇嗣同妃両殿下・・内閣総理大臣・厚生労働大臣・日本医師会長…です。
更には、赤坂御所の明治記念館での開催ですよ” と心の声を大きく赤ひげに呼びかけたのでした。
時は流れて、2025年2月初旬、私の友人(靴磨きが趣味
“コラムVol.509 てかてかじゃなくピカピカ”に登場)に頼んで、早川先生と私の靴を磨いてきて持ってきてもらった日のことです。
私の友人は靴が大好きですからピカピカのフォーマルな革靴で登場です。
私の靴もそれなりにピカピカに仕上がってきました。
勿論、早川先生の履きなれた靴も素敵に磨かれ味のある風合いに仕上がってまいりました。
しげしげと、我々の靴を眺めた早川先生からは
『おっ、皆、良い靴を履いているね…それ、どこの靴だい?
ふむふむ、なるほど。
まあ、これからそんなに履くわけではないから慣れたもので良いわな。
小林院長、ちなみにお薦めブランドと形を念のためにご教授くださいな』
“おっ、きましたね~”
検索・資料作りが好きな私は、5ブランドほど選択してお勧めをメールで送付した訳です。
早川先生からの返信が俊逸でした。
『ありがとうございます。今週の釣りは中止して百貨店に行って参ります』
そして翌週の外来では、ピカピカの革靴をこっそり履いている赤ひげを職員が見かけたのでした。
“ね!赤ひげ先生!見た目も大切ですね!”
あっこれは、私の心の声です。