ビックデータなどを少々勉強しておりますと、究極的には何のためにというところに行きつきます。
より効率よく円滑に心地よく生活するためですが、還暦を数年後に迎える身としては、いつまでも人と繋がっていたいものだと想います。
本日は“繋がる”を科学した調査研究のご紹介です。
内閣府には内閣官房孤独・孤立対策担当室があり、各県でも孤独・孤立の実態調査がアンケート形式などで行われています。
顕在化してきている孤独や孤立の問題に政府として対応するため、孤独・孤立対策担当大臣が司令塔となり、
政府一体となって対策を推進することを背景に令和3年から開始されている「人々のつながりに関する基礎調査」がそれに当たります。
“友情”をテーマにした民間機関の若者の意識調査のデータでは、
「親友、または友達と呼べるひとは何人いますか?」という質問に対して、平均27.1人の友達に対して、親友は平均3.7人でした。
世代別は、専門・大学生が44.8人、20代社会人は21.4人、30代社会人では15.1人と減少しています。
またある女性誌の調査では、女性の親しい友人の数は、50代までは平均3.4人、60代 3.6人、70代 4.6人、80以上 4.7人だそうで、
相手は同級生の割合も多いようです。確かに昔話には花が咲きますね。
次に大切なのは繋がる方法・手段ですね。
直接会って繋がる以外は郵送の手紙しかなかった時代から電話・携帯の時代へと進化し、今はスマートフォン全盛に加え様々な映像を交えたコミュニケーションが可能になりました。
とはいえ、本当に大切な事案に関しては直接会って話すことがとても大切ですね。
組織間の大切な交渉事や人事採用などは対面で行うことが通常です。
心理学者アルバート・メラビアンは、対面での情報量は多く、表情55%、声38%、話の内容7%であったと述べています(メラビアンの法則)ので、
逆説的に考えれば、実際に会って話せば、話の内容以外に加え93%の更なる情報が得られるということです。
私の場合も、案件が重要であればあるほど実際に会いに出向いたり訪れいただくことがとても多いです。
色々と書いてみましたが、皆さんはどのようにお考え、お感じになりますでしょうか?
やっぱり、繋がりたいですよね。そんな機会・場所を少しでも提供できるコミュニティーホスピタルとして、足助病院は今後も進化し続けたいと想います。