赤ひげ授賞式は松本吉郎日本医師会長の挨拶で始まりました。
『医師も医療のみならず地域創生に尽力できるし、すべきである』との趣旨発言を聞いていて〝小医・中医・大医〟の考え方に想いが至りました。
令和7年度最初の
コラムVol.565 小医・中医・大医をご参照ください。
黒瀬選考委員からは選考過程について報告があり、2024年5月1日から推薦受付が始まり11月7日の選考会で赤ひげ大賞5名と赤ひげ功労賞14名が決まった経過が示されました。
私自身にとっては早川先生を推薦する立場でしたので、2023年夏の豊田加茂医師会の理事会でプロジェクトが始まっていたのです。
実質的な早川富博赤ひげ先生が生まれた時の情景は今でも鮮明に覚えています。
盛夏下の理事会の終了後の納涼会で、少々お酒も入り場が盛り上がったところで医師会の重鎮の先生から、
『豊田にも赤ひげとして活躍している先生方はたくさんいるんじゃないか?日本医師会の赤ひげ大賞に推薦してみたらどうだろうか』という声が上がりました。
そして私に向けられた言葉が『小林院長!早川先生はどうだね』でした。
『はい!是非、存命中に!』と私は即答いたしました。
どっと場がウケたところで、豊田加茂医師会の早川先生推薦が決まり、足助病院が主体となって推薦文を作成して2024年11月7日を待っていた訳です。
さてこの〝推薦〟の「推」は最近は〝推し活〟の方で認知されていますが、「推」は、訓読みすると「推す(おす)」と読み、扌(手)と隹(ずんぐりした鳥)を合わせてでき、「重みや力をかけておす」ことをあらわす字です。
「薦」は艸(草)と廌たいとを組み合わせた形。廌は神判のときに用いる羊に似た神聖な獣です。
なので薦は草をしいて犠牲の解廌をのせ、神に供え薦めることを示す字なので “神にすすめる、そなえる”の意味を持つとそうです。
また、現代用語でもある推しに関わる言葉はたくさん有ります。
激推し・神推し:激しく応援している特定の対象を指す
単推し:応援し続けるひとりだけの対象を指す
箱推し:応援しているグループ・キャスト全体を指す
最推し:複数の推しがいるなかで、最も応援している対象を指す
推し様:尊すぎる推し
推し被り:ファン仲間と推しが被っている状態
推し活:推しに対するファン活動を行うこと
推し事:推しに関するファン活動全般
うーむ!激推し・神推し・最推し・推し様に至っては、各々の定義の即答はおじさん世代の私には少々荷が重いようです。