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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/06/26 

Vol.588 「こだわり(足助病院ブランディングプロジェクトVol.2)」

執筆 院長 小林真哉

さて講演内容に触れてみましょう。
何故そのようにブランディングが好きなのかですが、私の人生観には、〝降り注ぐ想いで人々の心を波立てたい〟が有ります。
この愛する足助病院を少しでも多くの人に知っていただきたいということなのです。
そのためには、医療福祉介護の領域のみならず、芸術など普遍的なテーマを含め、今、医療福祉介護のニーズがない方々にも届く想いを込めているわけです。
そして、様々な企画を立案し、パーソナルブランディングを高め、個から組織へ組織から個への素敵な循環をさせるのです。
その循環こそが、今年の足助病院のテーマ〝個が組織を創り組織が個を作る〟に込めた想いです。

私は、ブランディングに大きく3つの軸を持っています。
1つ目の軸は信念(conviction)です。
この軸は、身の丈に合った地域に必要とされる医療サービスを適切に提供すること、共に働く仲間の幸福度を向上させること、
所属する組織・JA愛知厚生連の知名度を向上させ、経営に貢献することで支えられています。
3つに強固な関係性を持たせ、常に三位一体の状態にしています。
2つ目の軸は、構成要素(element)です。特に書き出す言葉や発するスローガンに魂を込め、言霊を紡いでいます。
更には要素には独創性と継続性を求めます。
加えて、日々、院内外の多職種連携・異業種連携を行い自己客観化に努め要素を見直しています。
そして紡ぎだされた私共のプロダクトはホームページ・SNSや新聞雑誌、Web magazine、TV,映画、音楽など多種多様な領域に渡ります。
3つ目の軸は、展開(deployment)で、前述した組織から個への素敵な循環を堅持し、
この風光明媚な四季折々を日々感じられる地で医業を営んでいるメリットを生かして旬を大切にスピード感を持ち空中・地上展開し、
更には、普遍的なテーマに展開し幅広い年齢層に届く企画を展開します。

現在進行形の赤ひげ大賞のキャンペーンは旬とスピード感は正に地で行っています。
11月中旬に内定が出たと同時にチームを発足させ、数週間のうちに企画立案準備完成までもっていきます。
そして、満を持して2025年1月8日の日本医師会の正式なメディア発表と同時に展開します。
私は職員に伝えました、1月8日は我々のゴールでありスタートなのだと。
現在は、このプロモーションに反応した様々なメディアに対する対応等を行っております。

旬とスピード感を大切にする感覚は、気象と防災をこよなく大切にする私ならではのこだわりなのかもしれません。

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