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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/08/18 

Vol.601 「権限者と権原者」

執筆 院長 小林真哉

診察と診療についてスッキリされましたでしょうか? 
先日、院内のある会議での資料に “権原者”との記載がありました。『ん?権原者?権限者では?』と思いました。
引っかかれば⇒調べるでしたね。本日は、原なのか限なのかがテーマです。

早速、調べてみますと以下のように定義されています。
“権限者”
特定の組織や階層内において、権限を与えられた者です。役員や部署の責任者などが権限者で、組織の規則や担当範囲に基づいて行使される権利です。
“権原者”
ある行為が正当化されるための、法的根拠や権利を所有する者です。
権原は、法律や契約に基づいて発生します。

つまり、権限は組織内行動の範囲を指し、権原は法的根拠に基づいた権利を指すのです。
「権限」はある者に認められた行為の範囲を意味するのに対して、
「権原」は権限の原因となる法的根拠を意味し、両者は異なります。
権原の例は、物の占有権原および管理権原、金銭を保持する権原などです。

気象予報士のけんげんについてAIに聞いてみたところ
↓↓↓
『気象予報士の主な権限は、気象庁以外の事業者が気象予報を行う際に、
現象の予想を気象予報士に行わせることが義務付けられていることです。
簡単に言うと、気象予報士は、気象庁以外の事業者が天気予報を出す際に、
その予報の根幹となる「現象の予想」を行う専門家であり、その業務は法律で保護されています。』  

ん~? わかります? 
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