以前も述べましたが、チートデイの定義は、計画的に食事制限を解除し一時的に摂取カロリーを増やす日のことです。
チート(cheat)と言われると“ズルをする”に帰着しますので少々、罪悪感が伴うネーミングです。
ただ、内容はとても理にかなっていて、むしろ“ご褒美的”なニュアンスがあります。
ダイエットの過程ではエネルギー摂取量を減らし体重が減少しても停滞する時期が来ることを万人が経験するのではないかと思います。
少なくとも私はいつも経験します。
私の場合は『これはダイエットではないよ!あのスーツ・デニムを着こなすためのボディーメイキングだよ!』と自分自身を鼓舞?(チート)します。
ダイエットの過程での停滞期は「身体が飢餓状態にある」と勘違いをして、エネルギーを体内に蓄えるよう指示しているからのようです。
ですから適宜、好物にありつくことで自分自身の脳を欺く(チート)するのです。
それでは、どのような感じでこの機会を作り出すのでしょうか?
チートデイは、停滞期が訪れた際に、週に1回の頻度から始めるのがおすすめです。
ダイエット開始からおよそ1ヵ月後や5キロ以上体重が減少した頃に停滞期がきます。
評価数値も変わらず、若干体温が低下するような基礎代謝の低下のサインがあります。
私の場合は、0.2度ほど体温が低下することを経験しています。
そのような停滞の事態に遭遇したら、週に1回度ペースでチートをはじめ、2週間に1回、月に1回とチートデイ実施の間隔を広げていくのです。
摂取するエネルギー量は「体重×40~45kcal」を目安に栄養価の高い好きな食事を摂り中途半端はいけません。
何を食べても良いですが、ジャンクフードに走るのはよろしくありませんので、
炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなど栄養バランスを意識しながら良質な食事を楽しみたいです。
チートデイ当日にがんばって運動をすると、摂取した糖質がエネルギーとして消費されるので、
チートデイの目的である摂取エネルギー量の増加が相殺され藪蛇になりますのでご注意をしてください。
当院某職員が良くのたまわっておられる「今日は食べすぎちゃったからチートデイでいいかな」なんてはいけません。
いつの日かエブリデイ=チートデイになるからです。
計画的に行い、ダイエットのモチベーションを自己管理したいものです。