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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/09/11 

Vol.608 「右腕」

執筆 院長 小林真哉

ある会合での私への質問です。
「院長先生、いろいろな企画をされていますが、御時間は大丈夫なのでしょうか?
 業務を頼むいわゆる右腕はどのように育てられていますか?」

右腕か! 様々な企画・業務でそれぞれにとても頼りになる職員・仲間がいることは事実です。
この場合は、その業務企画を全て総括して差配する人という意味ですね。
そういう意味では、私のような立場で道半ばの人間では、自分自身が担わなければならないことと考えています。

あと、私はSAXを吹きますので右腕も大切ですが、前歯がとても大切です。
前歯は、SAXを安定的に保持するために欠かせないのです。
そういえば、前歯を痛めている右腕の一人のことが頭に浮かんだのでした。
なんで右?と思ったあなた! 少し、読み進めてください。
「右に出る者がいない」を辞書で引くと「古代中国で、右を上席にしたところから」と注釈があります。
古代中国に「右→左」という序列の考え方があり、それが由来になっているというわけです。
そういえば、低い地位に落とすことを意味する「左遷」という言葉もありますね。
組織の足を引っ張るようになれば、自ら退場するか左遷を受け入れるかしかないでしょうね。

類義語辞典で検索したら、右腕の類義はいっぱいあります。
【腹心:深く信頼し、どんな秘密でも打ち明けることができる人。
 参謀:戦略や計画を立てる役割の人。
 側近:身近にいて、相談に乗ったり、助けたりする人。
 番頭役:組織の中で重要な役割を担う人。
 秘書役:事務的な作業や、その人のスケジュール管理などを行う人。
 補佐官:誰かの仕事を助ける役職。
 片腕:その人の最も信頼できる部下や弟子】

「右腕ね~私は誰かの右腕として役に立ったことがあるのでしょうか?」

ケイパビリティ(コラムVol.590 ケイパビリティ)を理解すると、
“組織の右腕”と言われることに恒久性と存在意義があるのではないかと考える今日この頃です。

2025年9月13日(土)に足助交流館にて
早川先生の赤ひげ受賞記念講演会を開催します!

今年、日本医師会赤ひげ大賞を受賞された早川先生のご講演を是非聞きにお越しください。
開場は9時30分~、参加費は無料、事前予約不要です!
駐車場がありませんので、足助病院駐車場(無料)か香嵐渓駐車場(有料)をご利用ください。
たくさんの方々のご来館をお待ちしております!
                       赤ひげの右腕より 
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