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足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/10/27 

Vol.619 「畑違い」

執筆 院長 小林真哉

先日、足助病院のある職員が実家を手伝うために若くして卒業していきました。
30代前半の彼には一大決心をする事案だったと思います。
最後に挨拶に来てくれた時の彼との会話に成長を感じて、
職域は全く違うのですが足助病院で築いた11年超えのキャリア-は無駄にならないことを確信しました。
表題の〝畑違い〟は彼の口から出たフレーズです。

職員『院長先生、お世話になりました。今後は、新たな挑戦ですがいろいろ試行錯誤しながら頑張っていきます。』
私『なんだか成長したね~ 本当に11年間ご苦労様でした、足助病院での経験・人脈をこれからの人生に生かして頑張ってください』
職員『はい、畑違いの分野ですので不安もありますが頑張ります。文字通り〝畑違い〟なので‥』
皆様、お分かりですか オチが…
そうなのです、彼は実家の農家(畑中心)を継ぐ、決心をして巣立ったのです。

〝畑違い〟そのものは、様々な場面で使用され、営業畑(営業の分野での経験やスキルを持っている)
技術畑(技術の分野での経験やスキルを持っている)開発畑(開発の分野での経験やスキルを持っている)などはよく耳にします。
長い人生、一つのことを貫き通すことも立派ですが、様々な経験をしてみることも魅力的です。
前出コラムの〝生活寿命〟ではありませんが、年齢とともに気持ちも体力も挑戦する力が衰えてくるものなので若手の挑戦は刺激になります。

彼と話していていろいろな企画が降りて参りました。
1. 彼の農場へ収穫体験で訪れる
2. 彼の農場の収穫物を贈与の広場に出す
3. 収穫物を男の料理教室の食材とする
4. 足助病院のパティオの病院菜園での苗を共有させてもらう
5. コラボ企画をブランディングプロジェクトにリンクさせる
いくらでも出てきそうです。

そもそも足助病院の母体はJAなので、コラボにはもってこいです。
今後の彼の活躍に大いに期待しています。 頑張れ~!

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