MENU
green

足助病院コラム

Asuke Hospital column

2025/12/18 

Vol.632 「蛤つくし」

執筆 院長 小林真哉

先日、知り合いの先生方と早川先生・小林で会食をする機会がありました。
場所が桑名でしたので、必然的に蛤を喰らうということになりました。
蛤は桑名市観光のHPでも大々的にアピールがなされているので少々転記します。
【「その手はくわなの焼きはまぐり」で知られる桑名の代名詞。江戸時代は将軍家へ献上され、品質とおいしさが認められてきました。
  桑名の地はまぐりは、ヤマトハマグリという日本古来種で、内湾の汽水域で育つことから殻が薄く、
  身はぷっくりとして柔らかく、ほどよい塩気とたっぷりのうまみを含みます。】

少々、雑学です。殻の形が栗に似ているので、はまぐりという名前がついたという説があるそうです。
殻のつなぎ目は、全て固有で他の貝殻と合わせることはできないことからも、夫婦が一生添い遂げる、
縁起が良い食べ物として結婚式の吸い物などに利用されます。
更には、女の子の良縁を願い、ひな祭りの節句料理の食材となっています。
栄養も豊富で鉄分やビタミンB12は貧血予防になります。
また、肝機能の改善や疲労回復、コレステロールや血圧を下げる効果が期待できるタウリンも含まれています。
さらに、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルや、美肌に良いグルタミン酸やグリシンも含まれています。

今回、桑名の創業180余年の老舗で頂いた蛤つくしは、蛤のわさび漬けから始まり、
お刺身、焼き蛤、はまぐりとゆば、はまぐり磯辺上げ、はまぐり雑炊と大満足のコースでした。

私の斜め対面に座る早川先生のお言葉に思わず…笑…
早川先生「しかし、立派で柔らかい肉厚のおいしいはまぐりですね~」
次々と調理法の違うおいしい蛤の登場についつい本音?が、
早川先生「しかし、はまぐりばかりだな~」
私「へっ? 早川先生! 蛤つくしですから!」
早川先生「ん! そりゃそうだ」

最後のデザートにいたるまで蛤の殻にこんもりと盛り付け実に模した葛まんじゅうで完璧なコースでした。

早川先生「え! デザートまではまぐりか…」
そんなわけありませんよね…

コラム一覧へ戻る