次は、地域医療を視診・触診・聴診し体感した学生からの想いです。
【今回、医師道を体感せよ!というテーマにて実習をさせていただきました。
はじめに、小林院長の外来見学では小林先生に、この外来が普通だと思わないでね、と忠告され、
何が普通とは違うのかとドキドキしながら、そして目に焼き付けようと固く決意して外来診察室に入室しました。
外来が始まると、小林先生に「何歳だと思う。」とご高齢の患者さんの年齢を聞かれ、60代後半と答えましたが、
なんと90代。病院まで歩けるほど元気だそうで、今まで考えていた90代の認識が見事に覆されました。
そんなふうに進んでいった外来ですが、本当に、何年来の知り合いなのか、と疑いたくなるほど小林先生と患者さんの距離が終始近い。
近況をちらっと話していたりして、確かに想像の「普通」とは違った診察が行われていました。
続いて、赤ひげ先生こと、早川名誉院長の外来診察も見学させていただきました。
まず、診察室に入ると、蛇腹に折りたたまれた赤い筒が目につきました。
使用用途がさっぱりわからないまま外来見学をしていると、耳の遠い患者さんが診察室に訪れました。
すると、早川先生がさっと赤い蛇腹状物体を手にし、伸ばして患者さんの耳につけ、糸電話の様にして話し始めるではありませんか。
来診する患者さんに耳の遠い方が多いからなのでしょうか。
細かな工夫がすごいと思いました。
院内の見学としては最後に、長橋先生に素敵な講演をしていただき、病棟の見学までさせていただきました。
長橋先生のお話では、先生の経歴の紹介と、「共に生きる」という先生の考えを教えていただきました。
病気は勿論治れば良いのですが、実際問題そう上手くはいきません。
病気と上手く付き合いながらも患者さんの思いを尊重し、実現させる。
その様子の写真も何枚かみせていただいたのですが、
どの患者さんも満足そうで、ただ治そうするだけで終わらないその姿勢がとても格好良く感じられました。
ランチミーティングをはさんだ後、早川先生の車にて石野の里にご一緒させていただきました。
そこには、診療所が併設されており、そこで早川先生は到着するなり再び白衣姿にもどり、診察を始めました。
よく考えてみれば、2つの診療施設をはしごし、診察を続ける早川先生の体力がすごいと素直に思ってしまいました。
また、足助病院と比べると人も設備も少ない中で患者さんの診察を続けている早川先生の医師道も垣間見えた気がします。
3人の先生に共通する医師道として、「医療を地域でやる」のではなく、「地域の中で医療を行っていく」という精神を感じました。】
届いた文章からは、我々が展開する温かい〝想う医療〟を視て聴いて触れて心で感じてくれたことがよくわかりました。
その姿を今後も充実させ〝地域と共に医療を行って〟いきたいと想いを新たにしました。